吾輩がパソコンを使い始めたのは、1991年からで会社の先輩からノートパソコンを譲り受けた時からだ。
当時のパソコンは、デスクトップのパソコンが主流ではあったが、先輩が新しいノートパソコンを買い替えるとのことで、NECのノートパソコンを譲り受けた。
新しもの好きの先輩が身近に存在していたことで、吾輩にも影響を与えてもらった。大変感謝している。
1990年代初頭の当時のパソコンは、メモリ容量は非常に少なくソフトをメモリにインストールすることが出来なかったので、フロッピーディスクをドライブに挿入して起動するものだった。
今思えば、ソフトの起動する時間も遅かったが、その当時はパソコンは画期的なものであった。ワープロは使っている人はいた。
当時はパソコンを使っている人は少なく、教えてもらえるような人はいなかったし、マニュアルもあったが理解が出来ず、触って試してを繰り返し、大変時間がかかっていたのを30年以上前のことだが、鮮明に覚えている。
この様に何か新しいことを学ぶには時間がかかるが、若いうちは興味や関心が高ければ、時間が経つのも忘れて没頭することもできたし、仕事となればやらなければならないので、必死さもあった。
でもどうだろうか?年齢を重ねると、会社での仕事では部下もできることで、部下に仕事を丸投げするし、プライベートでは表計算ソフトを使う機会は無くなってしまうので、人間は決して覚えようとはしない。間違いない。
ではどうしたらいいか?そんなあなたに対して、何か考え方の一助になれば幸いだ。
まず、表計算ソフト「エクセル」とはどんなものなのかを見てみよう。
表計算ソフトとは
もともとは企業の会計処理のために生み出されたソフトのようだが、今ではデータを処理・解析する目的で、いろいろな分野で幅広く使われている。
我々が良く使い慣れ親しんでいるのは、会計や統計などの計算・処理、データベース(名簿・住所管理など)である。
プログラミング(マクロ機能)などもあるが、これは少しハードルが高くなるので、仕事で専門にそのような部署で働く場合にしか使わないな。
表計算ソフトの主な特長は、次のようなものがあるので、自分がどのようなことをこのソフトを使ってやりたいかを明確にしてから学んでほしい。
1. 表やグラフが作れる。
2. データを変更すれば、自動的に表やグラフの内容も変わる。
3. マクロをプログラムすれば、複雑な処理も自動的に行なえる。
表計算ソフトの歴史
Visi Calc(最初の表計算ソフト)1977年~
世界初の本格的なパーソナルコンピュータApple II(1977年登場:Apple社)用のソフトとして、最初のパソコン用表計算ソフト “Visi Calc”が登場したのは1979年。当時ハーバード大の学生、Dan Bricklin(ダン・ブルックリン)が夢の中で見たアイデアを元に、Bob Frankstonと開発。
Visi Calcはすぐに人気となり、Visi Calcを使うためにApple IIを買う人も多く出てきて、パソコンの普及のさきがけとなる。
学生時代に、大学の研究室で使っていたのはこの辺だっただろうが、あまり記憶がない。
Lotus 1-2-3(現在の表計算ソフトのもと)1983年~
1981年に、現在のWindows系パソコンのもととなる、IBM PC(米IBM社)が発表。その互換機も次々と発表された。
Visi Calcを買収した、米Lotus Development社がVisi Calcを元に、IBM PC用の表計算ソフトとして、”Lotus 1-2-3″を1983年に発表。Lotus 1-2-3もVisi Calcのように大ヒットし、IBM PC互換機の普及に貢献。
これは、会社に就職して4年後(1989年)から使っていた。エクセルもあったが人気が無く、主流は表計算ソフトといへば「ロータス 1-2-3」だった。以後、2000年ごろまで使っていたが、段々と「エクセル」に移行していった。
MS Excel(最も普及している表計算ソフト)1987年~
Lotus 1-2-3が登場するよりも前に、Microsoft社はIBM PC用に”Multiplan”というソフトを発売していたが、Lotus 1-2-3に比べて動作が遅く、人気が無かった。
しかし、Windowsを登場させたころ、すでにMacintoshで人気のあった”Excel”を、1987年にWindows用も発売するとすぐに人気となり、事実上の標準の表計算ソフトとなった。
吾輩も会社に入った時は、エクセルもあったがロータスのほうが圧倒的な主流(多くの人が使っていて、書類のほとんどが作成されていて、エクセルとは互換性が低い状態)だった。
その後、作成されている書類がエクセルを使ったものが増えてきたことで、吾輩もエクセルを使うようになった。
この様にきっかけは、いつも、メーカーの販売戦略が勝ったものを一般ユーザーは使わざる負えないのが現状。数年おきに新しいものにバージョンアップしているので、使い方もそのたび学ぶ必要がある。
将来はどのようなソフトが現れるか分からないが、今現在主流の「エクセル」についてみてみよう。
表計算ソフト「エクセル」
吾輩が「エクセル」を使うのは主に、会計や統計などの計算・処理、データベース(名簿・住所管理など)である。
この様な表計算ソフトを使用する目的は、主に会社で必要な書類の作成を個人が効率的に行いたいからである。
しかし、会社の規模が大きくなると、業務にかかわる時間と人件費と削減するため、専用の会計ソフトなど高額な専用ソフトを購入するか、月極で使用料を支払ってソフトを使うか選択を求められる。
ここでは、会社の業務で個人レベルで書類を作成する場合について、初めての人に向け、どのように学んで行くのか、その方法をピックアップしてみた。
学び方
学び方は様々あると思うが、自分の仕事の内容や生活スタイルに合った方法を選んでほしい。
なぜなら、学びには「時間」と「お金」がかかるからだ。
マニュアルをテキストで学ぶ 「独学」
この方法は、自分一人で何かを学ぶ「独学」ということになる。マニュアルなどのテキストは、インターネットで無料でダウンロードできるので繰り返して読み込むことで学習する方法である。
メリット
①お金が掛からない。無料
②自分の自由な時間を使って学ぶことが出来る。
デメリット
①継続することは非常に難しい。意思が強い人であれば可能。
②意味が分からない事があるので、誰かに聞いて教えてもらうなど一人では限界がある。
③試行錯誤しながらなので、何より習得までに時間がかかる。
※テキスト関係は、インターネットで検索すると沢山表示されるので、試してほしい。
参考資料:Microsoft はじめてみよう Office – Excel 篇
パソコン教室に通って学ぶ
パソコン教室は沢山あるし、コースも様々なので入会前に何を学ぶのか目的をはっきりする必要がある。例えば以下の通り。
- WordやExcelを扱えるようになりたい
- パソコンの基礎的な知識を身に付けたい
- Webサイトを作りたい
- パソコンに関する資格試験を受験したい
- ネットオークションやネットショッピングを利用したい
パソコン教室によっては、用意している講座内容はさまざまなので、入会前に、自分の目的に沿った講座があるかを確認する必要がある。
メリット
①講座を選択し日程を選ぶことで、半強制的に学ぶことが出来る。
②丁寧にわかるまで教えてもらえる。
デメリット
①入会金や講座を受講するにあたり料金がかかる。
②講座は長期にわたることがあり、時間的に都合がつかない場合がある。
※どのパソコン教室が良いのかは、お住いの地域により異なるので、一概には言えないが地元の教室をネットで検索してみてほしい。
参考資料:コエテコ CAMPAS by GMO
YouTubeで学ぶ
吾輩は、最近何かを調べたり、手続きを確認する方法として活用しているのが「YouTube」である。このブログを始める時も、すべて「YouTube」で勉強して開設した。だから、大概の事はこれで足りてしまうと、個人的には感じている。
メリット
①費用が掛からない。無料。
②自分の自由な時間を使って学ぶことが出来る。
③動画なので、何度も繰り返し視聴できる。
デメリット
①継続することは非常に難しい。意思が強い人であれば可能。
②意味が分からない事があるので、誰かに聞いて教えてもらうなど一人では限界がある。
③自分で調べて検索する必要があり、時間がかかる。
※「エクセル」の動画は、YouTubeで検索すると沢山出てくるし、自分のレベルに応じて必要な動画を視聴することが出来るので、時間もお金も節約できる。
まとめ
個人的には、パソコン教室に通うには抵抗があるし、時間的な制約があるため時間を調整することが難しいなどがあり、教室に通うことは選ぶことが出来ない。
また、テキストとは違って動画の場合は繰り返し何度でも視聴できるので、パソコンを開いて同時に動画を見ながら実践しやすい。そして、無料なのがうれしい。
この様な理由で、吾輩は「YouTube」を活用している。
重要なことは、共通して言えることがだが、いずれにしても「学びには時間がかかる」ことは理解しておいてほしい。
一度聞いたからすぐ出来るようにはならない。
仕事で毎日使い、繰り返すことで自由に使いこなすことが出来るのだ。
一緒に頑張ろう。