皆さんは、10月10日が「マグロの日」だという事は、ご存じでしたか？
「マグロの日」は、日本かつお・まぐろ漁業協同組合が、奈良時代前期の歌人である山部赤人が10月10日に、マグロ漁で栄える明石の地を讃えた歌を詠んだことにちなんで、1986年に制定したそうです。
当時は、「マグロ」をもっと食べてもらおうとして、「マグロ」をPRするイベントなどが、実施されていたそうです。
しかし、近年は、世界的な「マグロ」ブームにより、特に天然の「クロマグロ」などは高値で取引される様になってきました。
私の様な、年金頼りの一般消費者にとっては、高値でなかなか手が届かない状況ですが、今回は、そんな中でも、品質が良く、コストパフォーマンスに優れた「マグロ」を提供してくれるスーパーについて、見ていきたいと思います。
1．高まるマグロの人気と背景
「マグロ」は、寿司や刺身の代表的なネタとして、世界中で愛される魚です。
特に日本では、「黒いダイヤ」とも呼ばれる「クロマグロ（ホンマグロ）」が高値で取引されており、国内外での需要は非常に高いようです。
その「マグロ」が、人気を集める背景には、いくつかの重要な要素があります。
以下に、「マグロ」の人気の理由を幾つかピックアップしてみましょう。
1.1 「マグロ」は、幅広い料理で使える万能な魚
- 刺身や寿司の代表格：
日本では特に、「マグロ」の刺身や寿司が絶大な人気を誇ります。
赤身から大トロ、中トロまで、部位ごとに異なる味わいや食感が楽しめるので、多くの人に支持されています。
また、世界的にも寿司が人気になったことで、「マグロ」の需要が高まっています。 - バリエーション豊かな調理法：
「マグロ」は、刺身や寿司だけでなく、「ステーキ」や「煮付け」、「マグロ丼」、「ツナ缶」など、さまざまな料理で活躍します。
この多用途性が、「マグロ」の魅力を広げています。
2.2 「マグロ」は、栄養価が高い
- 高タンパク・低カロリー：
「マグロ」は、ヘルシーな高タンパク食品として知られ、筋肉をつけたい人や、ダイエット中の人に人気です。
脂肪分が少ない赤身部分は、特に低カロリーで健康的な選択肢です。 - DHA・EPAが豊富：
「マグロ」には、脳の健康をサポートする「DHA」や、血中コレステロールを低下させる「EPA」が豊富に含まれています。
これにより、心血管疾患のリスクを下げる効果が期待され、健康志向の人々にも好まれています。
2.3 「マグロ」は、高級食材としてのステータスがある
- 本マグロの希少価値：
特に「クロマグロ（本マグロ）」は、脂の乗り具合や味が極上とされ、「黒いダイヤ」とも呼ばれる高級食材です。
大間産の本マグロは競りで数千万円以上の値がつくこともあり、特別なステータスを持っています。
この希少価値が、「マグロ」を高級なグルメとしての地位に押し上げています。
2.4 「マグロ」の日本文化と深い結びつき
- 漁業文化との密接な関係：
日本は、古くからマグロ漁が盛んで、特に青森の大間や静岡の焼津など、「マグロ」の名産地が数多くあります。
私たち日本人にとって「マグロ」は、伝統的な食材であり、食文化の一部となっています。 - 鮨文化の象徴：
寿司屋のカウンターで「トロ」を注文することは、寿司文化の醍醐味の一つです。
特に特別な日や、祝い事の際には、「マグロ」の刺身や寿司が食卓に並び、日本人にとって重要な食材です。
2.5 「マグロ」による、世界的な寿司ブーム
- グローバルな需要の拡大：
寿司のグローバルな普及に伴い、「マグロ」の人気も世界的に拡大しています。
特に欧米やアジアの大都市では、寿司店が急増し、「マグロ」を使った料理が多くの国で愛されるようになりました。
2.6 「マグロ」の持続可能性への関心
- 持続可能なマグロ漁への注目：
「マグロ」の資源保護や、持続可能な漁業への関心も高まっています。
特にMSC認証を取得した「マグロ」や、養殖マグロの普及により、環境への配慮と美味しさを両立させた選択が可能となり、これも人気の理由の一つの様です。
「マグロ」が、これほどまでに人気なのは、その多様な用途、栄養価の高さ、高級食材としてのステータス、文化的な背景、そして世界的な寿司ブームなど、多角的な要因が絡み合っているためだと、考えられています。
2．「マグロ」の種類と特徴
2.1 クロマグロ（ホンマグロ）：大型種・体長最大３.0ｍ
体長3m、400キロ前後になる。口は身体に対してあまり大きくない。眼の前方の縦のスリット状のものは後鼻孔、前鼻孔は小さい。紡錘形で1m前後までの個体腹部に白く太短い横縞、縦縞が現れることがある。胸鰭（むなびれ）が短い。第二背鰭、尻鰭も短く、第2背鰭は黄色いか微かに黄色い。第1背鰭・胸鰭・腹鰭は溝状のくぼみに折りたたんでしまえる。鰓耙数（さいはすう）は多く25〜33前後。［67cm SL・5.9kg］
引用元：ほうずコンニャクの市場魚貝類図鑑 クロマグロ
「体長」と「全長」について
引用元：キューブ、荻窪 計測方法について
魚類の体の長さの指標としては、「全長」と「体長」があります。
「全長」は頭の先端から尾ビレ先端までの距離を示し、「体長」はヒレを除く体の大きさ（吻端から尾鰭基部までの距離）を示します。
参考までに、全長は英語でTotal length、体長はStandard length。文献等ではそれぞれ簡略化してT.L.、S.L.と記載されております。
全長を計測する際の注意点としては、「尾ビレ先端」は「尾ビレを閉じた状態での先端部」を指します。標本の場合は簡単ですが写真での計測では若干誤差が生じてしまいます。
「クロマグロ」は、別名「本マグロ」と呼ばれていて、脂の乗り具合や味が極上とされ、「黒いダイヤ」とも呼ばれる高級食材で、最も人気の高い、マグロ界の王様です。
「クロマグロ」は、日本近海を含む北太平洋や大西洋で漁獲され、黒く光る魚体と3m近い大きな身体が特徴です。
「クロマグロ」の旬は冬で、鮮やかな赤い身と濃い旨味があり、特に「大トロ」や「中トロ」は、柔らかく、甘みがあるので、主に、刺身やお寿司として食されることが多いです。
「大トロ」がとれるのは、「クロマグロ」と「ミナミマグロ」だけで、特に「クロマグロ」のトロは、滑らかな舌触りととろける脂が絶品です。
天然物になると、東京の豊洲市場の初競りでは、1尾が、1億円以上の値がつくことがあります。
この様に、高額で取引されることが多いので、これが海の「黒いダイヤ」と呼ばれる所以です。
2.2 ミナミマグロ（インドマグロ）中型種・体長最大2.5ｍ
２mを超える。紡錘形。胸鰭は短いがクロマグロよりもやや長く細い。目もやや大きい。尾柄部の隆起は黄色みがかる。ただし流通の間に尾鰭を落としてしまうことが多いので種の判別は難しい。
引用元：ぼうずコンニャクの市場魚介類図鑑 ミナミマグロ
「ミナミマグロ」は、別名「インドマグロ」と呼ばれ、南大西洋の海域で漁獲されます。
「ミナミマグロ」は、メバチマグロやキハダマグロと同じ中型種と呼ばれる種類で、魚体は、最大でも2.5m程で、比較的小型で、赤身が豊富なのが特徴です。
「ミナミマグロ」の赤身は、濃い赤い身は濃厚で、ビタミンB群が豊富、甘みがあり、ねっとりとした美味しい脂も特徴と言われていて、健康面でも高く評価されています。
「ミナミマグロ」の旬は夏で、刺身やお寿司で食されることが多く、クロマグロに次ぐ高級魚として有名で、大トロがとれる種類でもあります。
近年は、養殖も盛んに行われ、１年を通して、美味しい「ミナミマグロ」を味わうことができます。
2.3 メバチマグロ（メバチ）中型種・体長最大2.5ｍ
2m前後になる。紡錘形。目が大きい。胸鰭は第二背鰭・尻鰭基部よりやや長い。第二背鰭、尻鰭はあまり長くない。
引用元：ぼうずコンニャクの市場魚介類図鑑 メバチマグロ
「メバチマグロ」は、別名「バチマグロ」と呼ばれ、大きさは最大2.5m程の中型種です。
「メバチマグロ」は、全世界の温暖海域で漁獲されますが、特に関西地方の方が好んで食されることが多く、日本近海で獲れるものは、やや小型です。
「メバチマグロ」の旬は冬（11～2月）で、メバチマグロの特徴は、鮮やかなピンク色とさっぱりした味わいです。
「メバチマグロ」は、クロマグロやミナミマグロに比べて「トロ」の部分が少なく、「トロ」部分の刺身ではなく、「赤身」を刺身やステーキにして食べられることが多い様です。
2.4 ビンナガマグロ（ビンチョウマグロ）小型種・体長最大1.5ｍ
1m TL を超える。紡錘形で背側が黒く腹側は明るい銀灰色。頭がやや大きくとがった印象を受ける。頭部を除く身体全体に鱗がある。成魚の胸鰭が非常に長く尻鰭後方小離鰭のあるところに達する。若い個体は眼が身体に対して大きく、胸鰭が短く、成長に伴って伸びる。若い個体の腹側に斜め縦縞が出る。［成魚 90cm TL］
引用元：ぼうずコンニャクの市場魚介類図鑑 ビンナガマグロ
「ビンナガマグロ」は、別名「ビンチョウマグロ」と呼ばれ、マグロの中では小型種です。
主に全世界の熱帯・温帯海域に生息し、体長は最大約1.5m程で、日本では北海道のわずかな領域でのみ漁獲することができます。
「ビンナガマグロ」は、柔らかい食感と白身に近いピンク色の身が特徴で、味はあっさりとしていて脂肪分が少ないので、缶詰や加工食品としてよく使われています。
「ビンナガマグロ」は、スーパーや回転寿司などでも、手頃な価格で食べられるマグロとしても人気が高く、シーチキンの原料として使われることも多いマグロです。
「ビンチョウマグロ」の旬は冬（12～2月）で、冬になると脂がのるため、人気が高くなります。
全体的に白身に近いピンク色をしていることから、回転寿司などでは「ビントロ」と呼ばれ、「トロ」と勘違いされることがありますが、実際にはトロではありません。
2.5 キハダマグロ（キハダ）小型種・体長最大1.5ｍ
体長2.39m、200kgに達する。紡錘形でやや細長くやや黄色みがかる。頭はやや小さく、腰から尾にかけてが長い。背鰭と尻鰭は黄色く成長にともない著しく伸びる。
引用元：ぼうずコンニャクの市場魚介類図鑑 キハダマグロ
「キハダマグロ」は、漢字で「黄肌マグロ」と書かれ、全体的に黄色味を帯びた魚体です。
「キハダマグロ」は、四国や九州などの西日本が産地の中心で、ミナミマグロやメバチマグロと同じ中型種ですが、日本近海で獲れるものは最大1.5m程度とやや小型です。
「キハダマグロ」の旬は夏（6～8月）で、あっさりとした赤身が特徴で、身質がしっかりしているので、刺身にしても形が崩れず、刺身やお寿司として食べられることが多いマグロです。
また、脂は少なく、「トロ」はほとんど取れないので、缶詰の材料としても使われることも多い種類です。
３．美味しい「生マグロ」の見極め方
- 色とツヤを確認：できるだけ鮮やかな赤色が良い。
新鮮な「マグロ」は、赤身の部分が鮮やかな赤色でツヤがあります。色がくすんでいたり、黒ずんでいたり、紫に近いものは、鮮度が落ちているサインです。
「マグロ」の品質を見定める方法の1つとして、赤身が綺麗な赤色であるかが挙げられますが、「綺麗な赤色」とは、「色の濃さ」ではありません。
スーパーなどで、サクを吟味する際には、黒や紫に近いものではなく、できるだけ鮮やかな赤色をしたものを選びましょう。
鮮やかな赤色をしたサクのほうが、鮮度が高く旨味にあふれています。赤いシミや赤い線が入っている「マグロ」は、血抜きが不十分なため、血生臭さみがあります。 - 水分（ドリップ）が出ていないか：「ドリップの量」が少ない物が良い。
スーパーで売られている「マグロ」のサクは、1つ1つパッケージされ、身の下に吸水シートが敷かれています。この吸水シートにどれほど水分（ドリップ）が出ているかも、美味しいマグロを選ぶ際には重要なポイントです。
なぜなら、吸水シートにたくさん水分（ドリップ）が出ていることは、サクが解凍されてから時間が経っており、鮮度が落ちていることを表しますので、「ドリップの量」には注意が必要で、「ドリップの量」が少ない物を選びましょう。
解凍したばかりの「マグロ」であれば、まだ身から水分が出ていないので、吸水シートも比較的きれいに保たれているからです。
※「魚のドリップ」とは、魚の身に含まれている血や水分、色素などが表面に出てくることをいいます。
ぜひ、「ドリップの量」を確認しながら、「ドリップの量」が少ない刺身を選んでみてください。 - スジが薄く見える程度か：できるだけスジが薄く、見えにくいものが良い。
「マグロ」には、スジがあります。スジは「マグロ」の種類や品質にかかわらず、どうしても存在するものです。
スーパーなどで、「マグロ」のサクを吟味する際は、できるだけスジが薄く、見えにくいものを選ぶと良いでしょう。
サクにしっかりとしたスジが入っていると、食べたときにスジが口の中に残ってしまう可能性があります。
パット見て、「筋が薄く」、「間隔が離れている」ものが良いサクです。
筋の間隔が極端に狭いものや、筋が「く」の字にはいるものは、マグロの尾に近いことを示しています。
スジの間隔は、頭から尾に行くにしたがって、狭くなっていきます。また頭や尾に近いほど、サクにしたの断面のスジが「半円状」になります。
魚体の中心部は、身も柔らかく脂ものっていますが、頭や尾に近い部分にいくと、脂も少なく身も固め、さらにスジっぽさが目立ってしまうため、刺身には不向きとなります。 - 脂の乗り具合：できるだけ、ツヤが有って、滑らかな質感のものが良い。
「マグロ」の刺身を買うときは、脂の乗りもチェックが重要です。部位によっても脂の量は異なりますが、新鮮な「マグロ」は、脂ののりがよく透明感があります。
「大トロ」や「中トロ」は、脂が均等に混ざっているものが美味しいとされます。白い脂肪が層になっていると、口の中でとろけるような食感になります。
脂の乗り具合を見極めるのは難しいですが、良質な脂には、脂の部分にきめ細かく線が入ります。できるだけ、ツヤが有って、滑らかな質感のものを選ぶのがおすすめです。
また、多くのスーパーや魚屋の場合は、脂は同じくらいのモノを同じ価格帯に設定していますし、お店によってはパックに「上（じょう）」と記載があるものは、脂が乗っているものです。
4．「マグロ」が美味しいスーパー「７選」
4.1 イトーヨーカドー
日本全国に展開し、安定した品質の鮮魚コーナーが魅力です。
大きな店舗では、本マグロやビンナガマグロなど、種類も豊富です。
「イトーヨーカドー」のマグロは、特に鮮度と価格のバランスで評価されています。
マグロを含む魚介類の鮮度は、まずまずですが、価格に見合った品質で提供されていることが多い、とされる様です。
特に、実店舗での購入では、鮮度や種類も豊富で、セール時にはお得に手に入ることがあるとのことです。
また、「イトーヨーカドー」では、マグロを使ったお惣菜も人気があり、特にカルパッチョなどは、自宅で簡単に楽しめるレシピも提案されています。
ネットスーパーでも注文可能で、細かな指定ができる点も便利だとのことです。
全体的に、「イトーヨーカドー」のマグロは、「特別高級品ではないが、日常使いには十分な美味しさと価格」といった感じで、おすすめです。
4.2 マルエツ（maruetsu）
「マルエツ」のマグロは、特に、鮮魚コーナーで扱うマグロの品質は良いとされ、多くの店舗では定期的に鮮魚のセールや朝市が開かれるため、新鮮なマグロをお手頃な価格で手に入れるチャンスが多いようです。
特に、セール時の鮮魚が新鮮で、コストパフォーマンスが高いと評判がありますが、店舗によって商品展開や価格が異なるため、最寄りの「マルエツ」の、チラシやセール情報を確認することをおすすめします。
4.3 イオン
「イオン」は、全国展開の大手スーパーですが、店舗によっては豊富なマグロを取り扱っています。
特に、大規模店舗やイオンモール内の店舗では、鮮度の高い商品が手に入ります。
「イオン」のマグロは、多くの顧客から高評価を得ていて、特に、「スペイン産超生本まぐろ」など、空輸で運ばれる鮮度の高いマグロが人気です。
これらのマグロは、新鮮なまま加工され、特に赤身や中とろ、大とろなど様々な部位が楽しめることで評価されています。
価格も比較的手ごろで、品質に対して、コストパフォーマンスが良いので、おすすめです。
また、「イオン」のプライベートブランド「トップバリュ」でも、冷凍まぐろや、たたきなどの製品があり、こちらも家庭で手軽においしいマグロを楽しめます。
4.4 ライフ（ＬＩＦＥ）
「ライフ」は、鮮魚コーナーの充実度が高く、新鮮なマグロがリーズナブルに手に入ります。
特に、刺身用の赤身やトロが人気です。
「ライフ」の魚売り場は、新鮮な商品を取り揃えており、刺身用のマグロも高評価を得ています。
赤身やトロの部位が、しっかりとした味で、鮮度も良く、美味しいです。
また、「ライフ」のプライベートブランド商品や、厳選素材を使用した食品は、品質にこだわりを持っており、魚介類も例外ではないようです。
特に「本マグロ」や「メバチマグロ」といった人気のマグロが店頭に並ぶことが多く、安心して購入できる点も魅力です。
特に「メバチマグロ」などは、さっぱりとした味わいが特徴で、刺身として非常に人気があり、おすすめです。
4.5 ダイエー（daiei）
「ダイエー」は、鮮魚の種類が豊富で、マグロの部位ごとの切り身やお刺身セットが揃っています。
鮮度も評判が良く、安定した品質が期待できます。
「ダイエー」のマグロは、新鮮さと品質にこだわった製品として高評価を得ています。
「ダイエー」では、漁場や漁獲時期、船籍までしっかりと管理されたマグロのみを取り扱っているそうで、特に船上で急速冷凍されたものの中から、色鮮やかで身が引き締まったものを選んでいるそうです。
この選別によって、高品質な「マグロ」が提供され、特に刺身用が、おすすめです。
特に、10月10日の「マグロの日」などのイベント時には、より多くの顧客が、「マグロ」を買い求めるそうです。
4.6 西友（SEIYU）
「西友」は、コストパフォーマンスの良さと、鮮度が高い魚介類を提供することで定評があるそうです。
大規模な店舗では、新鮮なマグロの品揃えも豊富です。
「西友」のマグロは、コスパの良さで評価されていて、特に「めばちまぐろ」の刺身は、解凍されて提供されるものの、旨味や食感が良く、安価でおいしいと好評だそうです。
「西友」は、安定した品質のマグロを提供しており、特に「まぐろたたき」や「めばちまぐろ」などは、価格を考慮すると満足度が高いとのことです。
ただし、解凍品が主流であるため、鮮度にこだわる人は生鮮品を取り扱う他の高級スーパーと比べると物足りなさを感じるかもしれません。
それでも、リーズナブルな価格で、手軽においしい「マグロ」が手に入るという点で、おすすめです。
4.7 OKストア
「OKストア」は、価格と品質のバランスが良いことで知られ、特に刺身用のマグロが手頃な価格で購入でき、コスパの良さが魅力的です。
「OKストア」のマグロは、その鮮度とコストパフォーマンスの良さで、高く評価されているようです。
特に、「OKストア」のお寿司や刺身は、「お手頃価格で本格的な味わい」を提供しており、多くの顧客から支持を受けているようです。
品質の高さに加え、安さに驚く声が多く、特に本マグロを含む商品が注目されていて、日常的に手軽に美味しい「マグロ」を楽しむことができ、おすすめです。
5．生マグロを自宅で楽しむおすすめ調理法
マグロは、さまざまな調理方法で楽しめる魚ですので、以下に、代表的な調理方法とおすすめのレシピを紹介しましょう。
5.1 刺身
調理方法:
新鮮なマグロを薄く切り、そのままわさびと醤油で食べる方法。
日本の伝統的な食べ方で、マグロ本来の味を堪能できます。
おすすめポイント:
部位ごとの違いを楽しめる（赤身、中トロ、大トロなど）。
醤油にわさびを加えてシンプルに味わう。
5.2 マグロステーキ
調理方法:
マグロの切り身を高温でさっと焼き、外はこんがり、中はレアに仕上げる。
レシピ例:
1.マグロの厚めの切り身に塩とこしょうを振る。
2.フライパンにオリーブオイルを熱し、表面を強火で焼く（片面1-2分）。
3.焼き上がりにレモンを絞るか、バルサミコ酢をかける。
おすすめポイント:
表面は香ばしく、中はジューシーに仕上がる。
マスタードソースやポン酢とも相性が良い。
5.3 グリル（マグロの炭火焼き）
調理方法:
炭火やオーブングリルで焼く方法。火加減によって香ばしさが増し、アウトドアでも楽しめます。
レシピ例:
1.マグロの切り身を塩、こしょう、にんにく、オリーブオイルでマリネする。
2.グリルで両面を焼く（各面2-3分）。
3.焼き上がりにローズマリーやタイムで風味をつける。
おすすめポイント:
香ばしい香りがつき、外はカリッと、中はふっくら。
野菜と一緒に焼いても美味しい。
5.4 カルパッチョ
調理方法:
薄切りにしたマグロに、オリーブオイルやレモン、ハーブをかけて食べる。
レシピ例:
1.マグロを薄くスライスする。
2.オリーブオイル、レモン汁、塩、こしょうをかけ、ルッコラやミニトマトと一緒に盛り付ける。
3.最後にバルサミコ酢を少量たらす。
おすすめポイント:
洋風のさっぱりとした味付けがマグロに合う。
ワインやパンとも相性が良い。
5.5 ツナ丼
調理方法:
ご飯の上に刺身のマグロをのせ、醤油ベースのタレをかけるシンプルな丼物。
レシピ例:
1.醤油、みりん、砂糖、酒で甘辛のタレを作る。
2.刺身用マグロをタレに漬け、ご飯の上にのせる。
3.刻み海苔、わさび、大葉を添えて完成。
おすすめポイント:
手軽にマグロを楽しめる一品。
漬けにすることでマグロの旨みが引き出される。
5.6 マグロのユッケ
調理方法:
マグロを韓国風のタレで和えた、ピリ辛の料理。
レシピ例:
1.醤油、コチュジャン、砂糖、にんにく、ごま油を混ぜたタレを作る。
2.刺身用マグロを細かく切り、タレと和える。
3.卵黄をのせ、ゴマやネギをトッピングする。
おすすめポイント:
ピリ辛のタレがマグロの旨みを引き出す。
お酒のおつまみにもぴったり。
6．マグロの主な漁港と水揚げ量ランキング
毎年、年末年始は、「マグロ」のニュースが連日流れ、2024年1月5日には、東京の豊洲市場の初競りでは、青森県の大間で水揚げされた、重さ238kgのクロマグロが、１億1,424万円で競り落とされたと報道されています。
過去には、2019年1月5日の東京の豊洲市場の初競りでは、やはり青森県の大間で水揚げされた、重さ278kgのクロマグロが、３億3,360万円で競り落とされたこともあります。
この様な報道に触れると、青森県の大間漁港が、水揚げ量がNo.1かと思いきや、そうではないようです。
2023年の大間漁港のクロマグロの水揚げ量は、192トンで、宮城県の塩釜港は、1,720トンで「１位」となっています。
近年、水揚げが多い漁港は、クロマグロでは、宮城県の塩釜港だそうです。
2023年のクロマグロの水揚げ量は、【漁港別品目別上場水揚量】については、水産庁の産地水産物流通調査によれば、クロマグロ水揚げ量ランキングは、以下の通りです。
【1位】塩釜港（宮城県）1,720トン
【２位】境港（鳥取県）1,099トン
【３位】長崎港（長崎県）372トン
【４位】深浦港（青森県）250トン
【５位】大間港（青森県）192トン
【６位】銚子港（千葉県）112トン
大間のクロマグロが高値で取引される理由は、寒流と暖流が交わる豊かな漁場で育つため、脂の乗りが良く、身質が極上であることが挙げられるそうです。
特に、冬場に漁獲される「マグロ」は、脂がたっぷりと乗っているため市場価値が高く、鮮度保持の技術も高いため、高級寿司店や料亭で高く評価されるとのことです。
また、大間の「マグロ」は、ブランド力があり、初競りでの高値が宣伝効果を生むため、取引価格がさらに上昇するそうです。
下記は、「マグロ」の「生・冷凍を含む」魚種別の水揚げ量ランキングですので、参考にしてみてください。
引用元：豊海おさかなミュージアム グラフでわかる日本人とマグロ
まとめ
私たちが各スーパーで「マグロ」を購入する際、それぞれのスーパーには特化した強みがあります。
イトーヨーカドーでは、「マグロの日」などのイベント時に、特に鮮度の高いマグロの提供が期待されます。
自社ブランド「セブンプレミアム」の冷凍や缶詰マグロ製品も充実しており、幅広い選択肢があります。
刺身用のマグロは、赤身からトロまで揃い、豊富な品ぞろえが魅力で、鮮魚売り場で定期的に試食イベントや特売セールが行われることも多いです。
また、地域の漁協と提携し、地元産のマグロを特別に取り扱う店舗もあり、消費者に高品質なマグロを提供する姿勢が強みです。
電子マネー「nanaco」のポイントもたまりやすく、マグロに関連する商品購入でお得感を感じられます。
マルエツでは、新鮮な生鮮食品に力を入れているため、マグロに関しても高品質な商品が揃っています。
「マグロの日」には特別セールが行われ、刺身や寿司用のマグロが特価で提供されることが期待されます。
特に、冷凍や缶詰の加工品も充実しており、日常使いにも便利です。
また、鮮度を保つ技術にも優れた店舗が多く、いつでも新鮮なマグロを手に入れることが可能です。
地元産のマグロを扱うこともあり、地域によってはその特産品を楽しめる機会があります。
電子マネーやポイントサービスでの買い物がさらにお得になるのも魅力です。
イオンでは、日本全国で展開しているため、各地域の特色を活かしたマグロが取り揃えられています。
特に、イオンの自社ブランド「トップバリュ」からは、冷凍や加工済みのマグロ商品が充実しており、手軽に高品質なマグロを楽しむことができます。
また、「マグロの日」には、生鮮コーナーでの刺身やステーキ用のマグロが特別価格で提供され、消費者にとって非常にお得です。
定期的に試食イベントも開催され、新鮮なマグロの魅力をアピールする機会が多いのも特徴です。
さらに、電子マネー「WAON」やイオンカードのポイントも活用でき、買い物のたびにお得感を感じられます。
「スペイン産超生本マグロ」など、高品質な空輸マグロが手頃な価格で手に入る点が評価されています。
赤身やトロなど、部位ごとに楽しめるため、贅沢な刺身用に最適です。
ライフでは、マグロを使った刺身や寿司コーナーが人気で、「マグロの日」には、新鮮なマグロが特価で販売されます。
特に、産地直送の新鮮なマグロを強みとしており、品質管理が徹底されている点が消費者に支持されています。
自社ブランド「スマイルライフ」からも、冷凍マグロやツナ缶などの加工品が販売されており、手軽にマグロ料理を楽しめる商品が充実しています。
また、イベント時には店内で試食や調理実演が行われることが多く、消費者にとって楽しみながらマグロを購入できる機会が増えます。
ポイントカードも活用でき、割引セールの時期は特に賑わいます。
鮮度が高く、特に「メバチマグロ」がさっぱりした味で人気で、新鮮さと食感が売りで、刺身におすすめです。
ダイエーでは、都市部に多く展開しており、特に「マグロの日」には、刺身や寿司用のマグロが豊富に揃います。
自社ブランド「セービング」のマグロ製品は、品質と価格のバランスが良く、節約志向の消費者にも好評です。
また、鮮魚コーナーでは、特売セールや試食イベントが行われ、普段よりもお得に新鮮なマグロを購入することができます。
地元漁業者と提携している店舗もあり、地元産のマグロを特別に提供するケースもあります。
イオングループ傘下のため、イオンカードやWAONでの買い物もお得にできるのが特徴です。
しっかりとした管理されたマグロを提供しており、鮮度が高く、特に刺身やたたきとして楽しむのに向いています。
また、「マグロの日」などのセール時にはコストパフォーマンスが良く、家庭でのお得な食事にぴったりです。
西友では、低価格と高品質を両立したマグロ製品を提供しており、「マグロの日」には特価セールが実施されます。
自社ブランド「きほんのき」からは、冷凍マグロやツナ缶といった日常使いに適した商品が多く、コストパフォーマンスが高いです。
ウォルマートグループの一員として、輸入マグロもリーズナブルに提供されることがあり、幅広い選択肢が魅力。
また、一部店舗では24時間営業をしているため、いつでも新鮮なマグロを購入できる利便性が高いです。
ポイントサービスや電子マネーの対応も充実しており、普段の買い物でお得に利用できる点も特徴です。
OKストアでは、常に低価格を提供するディスカウントスーパーマーケットであり、マグロも例外ではありません。
「マグロの日」には、特別価格で提供され、刺身や寿司、冷凍マグロ製品まで幅広く取り扱っています。
特売日がないため、毎日がお得に感じられるのが強みです。
冷凍マグロや加工品も豊富で、品質を保ちながらも安く提供されるため、普段使いに非常に便利です。
電子マネーやクレジットカードの使用でさらにお得に買い物でき、コストパフォーマンスを重視する消費者にとって理想的な買い物環境です。
リーズナブルな価格で、本格的な味わいを提供してくれ、特に「本マグロ」を含むお寿司や刺身は、低価格ながらも高品質で、普段使いに向いています。
この様に、各スーパーの強みを生かして、用途や予算に合わせた「マグロ」の購入が可能です。
食欲の秋ですので、「マグロ」を存分に楽しんでみては、いかがでしょうか。
