【鼻水が止まらない】花粉症対策　ティッシュペーパーで鼻がヒリヒリしないかみ方

吾輩は、2月下旬から３月・４月にかけて、花粉で目が痒くなったり鼻水が止まらなくなったりするのが毎年恒例だ。

重症ではないので、目の痒みは目薬をさせば何とかなる程度だ。ちなみに、使っているのはロート製薬株式会社のスタンダードタイプの「ロートアルガード」。

目の痒みは、その日の花粉量や気温や天気風向きにもよるようだが、吾輩は清涼感が強めでスッキリ感のあるのが好きで愛用している。1回1～2滴、1日3～6回点眼すると、仕事にも支障がない。

しかし、鼻水は所かまわず出るので、対応が厄介だ。

家や事務所にいる場合は問題ないが、外出して出先にいるような場合は、鼻をかむのもはばかられる（人に迷惑をかけたり、恥ずかしかったりして、行動を制限する事）のでハンカチで鼻水をぬぐったりしている。

なので、花粉の飛ぶ３月～４月は憂鬱だ。

皆さんは既にご承知かと思うが、まずは、花粉症の発症のメカニズムや、花粉症の時期など基本的なことについて情報を共有しよう。

花粉症とは

そもそも、花粉症とはいったいどんな病気なのだろうか？

吾輩が花粉症だと認識したのは、15年前ぐらいだろうか。それまでは、目が痒くなったり鼻水が止まらないなどという事は無かった。

だが、3月～4月は花粉が飛ぶ量が多い事には間違いない。この季節特に目は、ティッシュで拭えば花粉で黄色くなっているのが分かるぐらいだ。

一般的に花粉症は、木や草の花粉が、鼻や目などに接触することによって、アレルギー反応を起こし、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどがおこる病気で、「スギ」や「ヒノキ」などの植物の花粉が原因となって、くしゃみ・鼻水などのアレルギー症状を起こすとの事。

なんと、日本人の約38.8%がスギ花粉症だそう。

他にも、「喉の違和感ムズムズ」「顔や首のかゆみ」「体がだるい」「集中力が低下する」といった全身症状を伴うこともあるとの事で、吾輩の場合は、「体のだるさ」を感じるとともに「熱っぽさ」を感じることが多い。

この様に、症状には個人差があり、花粉が飛び始めるとすぐ症状が出てくる人もいれば、花粉が大量に飛ばないと症状が出てこない人もいる様で、症状の程度（強さも）同様に、軽い人もいれば重い人もいるようだ。

吾輩の場合は、比較的症状は軽く、花粉が大量に飛ばないと症状が出てこないタイプだ。

それでは、私たちの体の中では一体なにが起こっているのだろうか？

花粉症のメカニズム

人には、体内に異物（アレルゲン：細菌やウイルスなどの微生物や自分の体内にもともと無い物）が侵入してきた場合に自分の体を守る「免疫機能」が備わっている。

花粉症のメカニズムとは、以下の経過をたどるそう。

・花粉をできる限り体外に放り出そうとするため、「くしゃみで吹き飛ばす」「鼻水・涙で洗い流す」「鼻づまりで中に入れないよう防御する」などの症状が出てくるのだそう。

※IgE抗体とは

免疫グロブリンEというたんぱく質。花粉などの抗原（アレルゲン）が体内に侵入すると作り出され、皮膚や粘膜に多くある肥満細胞（マスト細胞）の表面に付着し、再び侵入した抗原（アレルゲン）と結合することでヒスタミン分泌の起因となる免疫抗体。

※マスト細胞（肥満細胞）

皮膚や粘膜など全身に広く分布する細胞。形が丸く肥満を連想させるため肥満細胞と呼ばれるが、肥満とは関係はない。アレルギー症状の原因物質を持っており、免疫反応など身体を守ることに寄与する細胞。

花粉症の時期

花粉症の原因となる花粉は、「スギ」や「ヒノキ」の様に春に飛散ピークを迎えるものだけではない。

地域によって異なるが、1年中さまざまな植物の花粉が飛散しているので、どんな花粉がいつからいつまで飛んでいるのか、「花粉カレンダー」からお住まいの地域の飛散傾向を確認し、予防に役立てたい。

あなたはどの時期から症状が出ますか？
花粉症日記などをつけてみれば、きっと花粉と自分の体の関係を知る貴重な手がかりになるはずです。

引用元：花粉症ナビ【花粉カレンダー】

花粉症シーズンは、症状がつらいけれども、忙しくてなかなか病院には行けないという方もいらっしゃるだろう。

吾輩もそうだが、つらい症状は集中力を低下させるし、日常生活にさまざまな影響がでる。

アンケート結果によれば、多くの方は、勉強・仕事・家事に支障を感じており、気分が晴れなかったりしていることの事。

花粉症の原因となる植物

花粉の飛散量と症状は、相関関係があり、花粉の量が多ければ多いほど症状は強くなるとの事で、発症する人数も多くなる。

飛散量が多い時期は、2月の下旬から4月の中旬くらいまでがスギ花粉、その後4月の下旬から5月の中旬くらいは、ヒノキ花粉が多い時期となる。

地域によって飛散する花粉や時期が異なるので、「ガイドライン(PDF:7,563KB)」があるので、「花粉カレンダー」を確認してほしい。

（参考：コメディカルが知っておきたい花粉症の正しい知識と治療・セルフケア）

花粉症の原因となる植物

スギ

花粉症の約70％はスギ花粉症だと考えられています。第二次世界大戦後、スギを大量に植林したため、たくさんの花粉が飛散するようになりました。
花粉は、2〜4月まで飛散します。

ヒノキ

ヒノキも、第二次世界大戦後、大量に植林したため、たくさんの花粉が飛散するようになりました。
ヒノキの花粉の飛散時期は、スギとほぼ一緒ですが、通常ヒノキ花粉の方が少し遅れて飛びはじめます。スギとヒノキ花粉は形もよく似ていますので、スギに反応する人はヒノキにも反応しやすく、スギ花粉症の方の約7割がヒノキ花粉にも反応すると言われています。

ハンノキ

カバノキ科の樹木で、公園や山などや、湿地でも育つため、田んぼや沼のまわりにもあります。
花粉は、1〜6月に飛散させます。スギよりも少し早く飛散するので、春に花粉症の症状が早く出る方は可能性があります。

シラカンバ

ハンノキと同じカバノキ科の樹木で、北海道や本州の高原など寒いところに生えており、さいたま市周辺ではほとんど見ません。
花粉は、4月〜6月に飛散します。同じカバノキ科のハンノキの花粉症があると、シラカンバにも反応することがあります。

カモガヤ・オオアワガエリ

どちらもイネ科の植物で、道端や公園、河川敷など、どこにでも生えています。明治時代に牧草として欧米から持ち込まれたため、牧場に多くあります。
花粉の飛散時期は5〜8月で、夏の花粉症の代表です。

ブタクサ

キク科の植物で、道端や公園、河川敷など、どこにでも生えています。
8〜10月に花粉が飛散します。花粉症に原因としては、スギ、ヒノキに次いで多いといわれており、秋の花粉症の代表です。

ヨモギ

ブタクサと同じキク科の植物で、同じくどこにでも生えています。日本古来の植物で、草餅や天ぷらとして食べたり、お灸のもぐさの原料となったりしています。
花粉は8〜10月に飛散します。ヨモギは繁殖力が強く、ブタクサよりも花粉の飛ぶ量が多いのが特徴です。

引用元：さいたま市 小杉ファミリークリニック【スギ以外にもたくさんある花粉症の原因】

花粉症の症状

木や草の花粉が、鼻や目などに接触することによって、アレルギー反応を起こし、「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」「目のかゆみ」などがおこる病気だ。

他にも、「喉の違和感」「顔や首のかゆみ」「体がだるい」「集中力が低下する」といった全身症状を伴うこともあるとの事。

症状には個人差があり、花粉が飛び始めるとすぐ症状が出てくる人もいれば、花粉がたくさん飛ばないと症状が出てこない人もる。症状の強さも同様で、軽い人もいれば重い人もいる。

目の症状

• 充血（物質が血管を刺激し、拡張して血管が赤く見える。）

• 目のかゆみ（物質が知覚神経を刺激する。）

• 涙が出る（物質による知覚神経の異常が涙腺神経を刺激する。）

鼻の症状

花粉が鼻の粘膜につくことで、花粉を除こうと免疫反応が起こることが原因で、「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」の三大症状が現れるとの事。

三大症状の具体例は下記の通り。

くしゃみ

くしゃみは花粉症のほとんどの人が悩まされている症状で、鼻の粘膜についた花粉を除こうとするために生じる。花粉症の「くしゃみ」は連続して起こり、回数も多いのが特徴との事。

鼻水

くしゃみと同じように鼻水も鼻の粘膜についた花粉を除こうとするために生じる。花粉症の鼻水は、風邪の鼻水のようにねっとりしたものではなく、涙と成分がほとんど同じで、無色で粘り気がなくサラサラしているのが特徴との事。

鼻づまり

鼻の穴から入った空気は下鼻甲介（かびこうかい）、中鼻甲介（ちゅうびこうかい）の間を通って喉のどへと流れていくが、花粉症などでこの鼻甲介（特に下鼻甲介）の表面粘膜が腫れると空気が通れなくなり、「鼻づまり」となるそう。

鼻腔を広げるテープなどで鼻づまりが楽になるのは、鼻甲介を外側から引っ張り、空気が通れるスペースをつくるためとの事。

鼻をかむ

吾輩の場合は、花粉症が発症すると鼻水が止まらない。そのためティッシュペーパーは欠かせない。　

皆さんは、鼻をかみ過ぎて鼻孔の周りや上唇の上がヒリヒリしたりしないだろうか？

鼻をかむときのティッシュの種類や鼻のかみ方など、何か参考になれば幸いだ。

保湿ティッシュペーパー

ちょっと贅沢なティッシュといえるが、花粉症の時期や風邪をひいたときなどのために、用意しておくと重宝するのが、肌触りのやさしい「保湿ティッシュペーパー」だろう。

花粉症シーズンには、手放せない人も多いのではないか？

保湿ティッシュペーパーとは、保湿成分を含んだティッシュのことで、その保湿成分とは「グリセリン」のこと。

グリセリンとは

グリセリンは、医薬品や化粧品、食品添加物など幅広い用途に使われるアルコールの一種。植物や海藻類、動物などに含まれており、ヒトの体内ではほかの脂肪酸と結合して皮膚下や内臓周辺に貯蔵され、必要に応じてエネルギーに使われるなど、重要な役割を担っています。

グリセリンは無色透明の粘り気のある液体で、高い吸湿効果を持つことから、化粧品や軟膏などの保湿成分として使用されています。また、甘味があり水に溶けやすいことから、甘味料などの食品添加物に用いられることもあります。

引用元：グリセリンで肌の保湿を！気になる成分効果や安全性は？

「グリセリン」などの保湿成分には、空気中の水分を取り込んで保持する働きがあり、この保湿成分が含まれているティッシュペーパーは、ふんわり柔らかな肌ざわりが特徴だ。

鼻をかみすぎて、鼻の周りがヒリヒリしたという経験をした方は多いと思うが、そうした心配が少ないのも保湿ティッシュペーパーの良いところ。

たくさんの商品があるので、どれを選んだらいいか迷ってしまいそうだが、花粉症の時期には大量に消費するので、肌ざわりや価格、持ち運びのしやすさ等も選択肢の１つだろう。

商品についてはいろいろあるので、以下のサイトで確認してみてはいかがだろうか。

【参考】保湿ティッシュペーパーのおすすめ人気ランキング15選【2024年】

ヒリヒリしない鼻のかみかた

花粉症の時期には、１日に何度も鼻をかむので、使用するティッシュペーパーの品質にも気を使うが、「鼻に優しいかみ方」や、「鼻の周りがヒリヒリしない鼻のぬぐい方」も重要だと感じている。

なぜなら、鼻のかみ方で鼻孔に傷をつけたり、細菌やウィルスで炎症を起こしたりすることがあるからだ。

詳しくは下記を参考にしてほしい。

鼻に優しいかみ方

【鼻にやさしい方法は】

１．片方ずつかむ
　片方の鼻をきちんと押さえるようにします。

２．鼻をかむ時には、口から息を吸う
　鼻を押し出すために、空気をたっぷり取り入れます。

３．ゆっくり小刻みにかむ
　あわてず、あせらず、少しずつ、確実にかむことが大切です。

４．強くかみすぎない
　かみにくいときも、一度に力を入れず、少しずつかむようにします。

「鼻のかみ方」レッスンのすすめ 　鼻をかみ終わった後、手鏡を鼻のすぐ下に鼻の穴と水平になるように当て、鼻から息を「フンッ」と吹き出します。鼻みずが残っていれば、鏡に鼻水がつきます。上手にかめているほど、鏡が鼻息で曇る範囲が広くなります。

【鼻のかみ方NG集】

１．力まかせにかむ
　力まかせに鼻をかむと、鼻血が出たり、耳が痛くなったり、トラブルの原因になります。

２．両方の鼻を一度にかむ
　左右両方一度に鼻をかむと、細菌やウイルスが鼻の奥のほうに追い込まれ、副鼻腔炎につながることもあります。

３．中途半端にかむ
　たとえば鼻を上手にかめない小さな子どもの場合、残った鼻みずのなかで細菌が増え、気管支炎や肺炎につながることがあります。

４．鼻をほる
　鼻くそを無理にかき出そうとすると、粘膜を傷つけて鼻血が出たり、そこから細菌が入り込んで感染してしまうことがあります。

鼻すすりは禁物 　鼻みずをすすると、細菌のついた鼻みずが鼻の奥に入ったり、耳にまで達して中耳炎をおこすこともあります。鼻みずはすすらずに、きちんとかんで外に出しましょう。

【かみ過ぎ後遺症対策は】

よくある「鼻のかみ過ぎ」後遺症 鼻の周りや鼻の下がかさかさになって皮がむけてしまった！鼻の下が荒れて、真っ赤になってしまった！鼻の下がヒリヒリ・ジュクジュク痛い！

かみ過ぎ後遺症を避けるために

１．鼻をかむときは、できるだけやわらかいティッシュペーパーを使うようにしましょう。

２．鼻みずが鼻の下に残らないよう、きちんとぬぐい取り、清潔を心がけましょう。

３．かさかさ・ヒリヒリがきになるからといって、鼻の下をなめたり指でこすらないようにしましょう。

４．患部の適度な湿り気を保ちましょう。（※ひどくなる前に早目に医師に相談しましょう。）

引用元：かみむら耳鼻咽喉科【正しい鼻のかみ方】

鼻がヒリヒリしない「鼻のぬぐい方」

吾輩の場合は、季節が限られている花粉症だけでなく、若干のハウスダストのアレルギーがあるので、年間を通して鼻をかんでいる。

なので、ティッシュペーパーは手放せないが、吾輩の場合は、特別なティッシュペーパーを使用していないが、鼻の周りがヒリヒリすることは無い。

それは、確たる証拠はないものの、「鼻をかんだ後の鼻水のぬぐい方」に違いがあると思う。

鼻のかみ方は、上記の通りだが少し説明を加え、吾輩なりの方法を紹介しよう。

特に難しい事は無く、１点だけ注意するポイントがある。

決して鼻や上唇に付着した鼻水をこすって取らない事。

花粉症の鼻水はサラサラしているので、必要以上に鼻や上唇に付着する鼻水をこすって拭き取らなくても十分に取ることが出来る。

まとめ

花粉症は、今や国民病と言ってもいいほど広がっている状況だ。

花粉情報は、季節になればテレビでもネットでも発信されているので、花粉の飛ぶ量が多い日には、目薬や点鼻薬、飲み薬、マスク、ゴーグルタイプの眼鏡などの対処もできる状況になってきた。

鼻水が止まらない場合は、鼻をかむ必要がある。

しかし、この様な予防をすれば鼻をかむ回数も減らすことは可能だ。

そして、ここでお伝えした「鼻のかみ方」や「鼻水のぬぐい方」を試すことで、鼻のヒリヒリが改善されれば幸いです。

花粉症に人にとっては、3月～４月は特に辛い日々が続くことになるが、共に乗り切ろう。