お腹の調子が悪いとき
慢性的に胃腸の調子が悪い人は 普段の生活にも大きな影響があり 特に下痢に苦しんでいる人は 深刻なものがある。自宅にいる場合はいいが 外出していたり 旅行に行ったりする場合は 何時もよおすかわからないので 行動が消極的になってしまう。
原因は何か？ 対処する方法はあるのか？探ってみたい。
胃腸の調子が悪くなる原因は？
慢性的な下痢の症状がある人について 原因は人それぞれで １００人いれば１００人の原因があると思われるが 一般的には以下のように言われている。知人の話をもとに 原因を紐解いていこう。
１.体のストレス【冷え】
体の冷えは、胃腸の機能に大きな影響を与える。腕や脚を冷やしてしまうことで 腸の「ぜん動運動」や「栄養や水分の吸収」の働きが鈍くなり 水分が吸収されず 肛門から水分が多く含まれた状態で 排出されてしまう。
下痢が慢性的に起きてしまうということは 体を冷やすような食べ物の摂取や服装などが原因と考えられる。これは 体に対するストレスとも言える。また 人の嗜好の問題であるから 意識して行動を変えることが重要だ。
２.心のストレス【悩み】
人によって感情は様々であり、緊張、不安、悲しみ、怒りなどを外部の環境から受けることにより、心に対して悪い影響として「悩み」と感じてしまう。これは 外部からそうした刺激を悪いことと受け止めるか その人の受け止め方で変わってしまう。その人の性格による部分なので 意識や気持ちの持ち方が重要だ。
３.口内細菌の増殖
口腔内には かなり多くの細菌が繁殖しています。口腔内細菌は むし歯や歯周病の原因となるものなどがあり 口腔内の血管を通じて全身の病気にも関係しているものもある。口腔内の細菌は 胃酸により直接 腸まで届くことは無く 胃酸で死んでしまう。しかし 口腔内の炎症などにより 血管中に細菌が侵入してしまうと 腸だけでなく 全身に影響が及び場合によっては死に至ることもある。口腔内の細菌は 舌に付いており 舌苔(ぜったい)と呼ばれる。舌苔の除去は 腸の機能低下を予防できる。
舌苔（ぜったい）とは？
健康な舌は薄いピンク色をしていて、うるおった状態です。しかし、舌の表面に白・黄色の苔状のものが付着していることがあります。これが舌苔（ぜったい）です。
舌苔は、舌にある「味蕾（みらい）」という細かい突起の隙間に、細菌や食べ物のかす、口内の粘膜がはがれたものなどが付着したものです。歯垢などと同様に細菌のかたまりになっているため、口臭の原因になります。
また、舌苔が味蕾を覆うことで味を感じにくくなったり（味覚障害）、舌苔の中の病原菌が肺に入ることで誤嚥性肺炎を引き起こしたりすることがあるため、注意が必要です。
まとめ
慢性的な下痢では 個人の体質や性格、生活習慣 などが様々に絡み合い 体に影響を与えている。知人の話は １事例に過ぎないが 心身に与えるストレスは 大きく胃腸へ影響を与える項目であろう。
対策１ 体を温める。
腕や脚は夏でも 冷やさないことが大切だ。
対策２ 悩まない。
人は多かれ少なかれ 悩みを持っている。悩みがあるのは人間だけだろう。過去のことは引きずらない。未来に希望を持つ。
対策３ 舌苔(ぜったい）を取り除く。
専用のブラシを使い 舌を軽くブラッシングする。
知人の話では 舌苔(ぜったい)をブラシで取り除くことが 効果があったと言っていた。慢性的な下痢なので 体質改善やストレスを感じなくすることは難しいのかもしれない。
このブラッシングは 朝に 歯磨きと舌磨きを行うだけなので 超簡単だ。人によって 効果の程度は異なるだろうが 舌を傷つけないように正しく磨くことが重要だ。一度試してみてはいかがだろうか。
舌みがきの適切な方法と頻度は以下の通りです。
- 1日1回、朝に行う
- 舌みがきをしてから歯磨きをする
- 舌みがきジェルは可能なら使用する
出典元：ひだまり歯科クリニック
