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【福島県「常磐もの」に新顔登場!】「イセエビ」が大漁!おすすめ料理と高まる新名物への期待。

イセエビ ニュース

「暑さ寒さも彼岸まで。」とはよく言ったもので、9月末からは、だいぶ涼しくなってきて、ようやく、秋らしさを感じられる季節になってきました。

暑さが落ち着いてくると、食欲も増すもので、秋の実りや海産物も美味しくなり、これからの季節が楽しみです。

その中でも、福島県の浜通り地方では漁業が盛んで、特に「常磐もの」と呼ばれる海産物が有名です。

しかし、今年は、定番の「常磐もの」に加えて、今まで獲れていなかった新顔の「イセエビ」が登場したので、このことについて見ていきたいと思います。

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1.福島の常磐ものとは

ところで、皆さんは「常磐もの」というものをご存じでしょうか?

福島の海は、寒流と暖流がぶつかる「潮目の海」と呼ばれていて、南からは暖かい海流の「黒潮」と、北からの冷たい海流の「親潮」がぶつかり、魚のえさとなるプランクトンが、多く発生する豊かな海なのです。

その「潮目の海」には、そのプランクトンを求め、多くの魚が集まってきます。

「常磐もの」とは、その「潮目の海」の栄養をたっぷりと吸収した、この上ない、おいしい魚のことです。

このため、この海で獲れた魚は、東京築地市場水産関係者の間でも「常磐もの」として、高品質な良い魚として、高く評価されています。

この海で獲れる魚の種類は豊富で、「常磐もの」と呼ばれる魚は、以下の通りです。

季節ごとの旬の魚貝類
  • 春(3月〜5月):コウナゴ、チダイなど
  • 夏(6月〜8月):カツオ、マアナゴ、ウニ、アサリなど
  • 秋(9月〜11月):シラス、サケ、サンマ、カナガシラ、ホッキガイなど
  • 冬(12月〜2月):メヒカリ、アンコウ、カレイ、ヒラメ 、ホウボウ、ヤリイカなど

この様に、福島県の海では、1年を通して多くのおいしい魚が「常磐もの」として、福島の港に水揚げされています。

水揚げカレンダー

水揚げカレンダー
引用元:ふくしま常磐ものNAVI 水揚げカレンダー
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2.「イセエビ」豊漁が話題!

近年「常磐もの」に「イセエビ」が仲間入りし、いわき市(福島県の浜通り南部の都市)の新しい名物として期待されているなか、福島県のいわき沖では、2024年シーズンも「イセエビ」の水揚げ量が好調の様で、話題になっています。

近年「常磐もの」に仲間入りし、いわきの“新名物”として期待されているイセエビ。本来は温暖な海で獲れる海産物で、茨城県が安定漁獲の北限とされていた。しかし近年、黒潮に乗ってイセエビも北上。2019年3,747kg・2020年4,483kg、2021年6,159kg……(福島県水産海洋研究センター調べ)と、ここ数年福島県での漁獲量が順調に推移している。

引用元:ふくしま おいSea Food 海の宝物”が仲間入り!「常磐もの」を盛り上げる新メンバー・イセエビ

特にいわき市では、「磐城(いわき)イセエビ」という地元の名前を加えブランド化するなど、「イセエビ」の商品化に向けた取り組みなどで、活気にあふれています。

本来、伊勢海老とは、名前の通り三重県伊勢の名産で、温暖な海で獲れる海産物です。

しかし、この「イセエビ」は、これまで茨城県が安定漁獲の北限とされていましたが、5年ほど前の2019年頃から、北関東や東北でも、水揚げされるようになってきました。

「イセエビ」の水揚げ量の推移は、下記の福島県水産海洋研究センターのデーターから見ると、2011年の東日本大震災前の「イセエビ」の年間水揚げ量は、「約2,000kg」程度で推移していましたが、2022年においては、「約7,500kg」3倍以上に増えてきているといいます。

引用元:福島県 水産海洋研究センター 福島県におけるタチウオ、トラフグ、イセエビの漁獲量

「イセエビ」の豊漁は、海水温の高温化が一つの要因とされていますが、海水温の変化によって恩恵だけ受けているわけではありません。

今まで獲れていなかった海産物が獲れるという事は、裏を返せば、獲れなくなった海産物もあるという事です。

一般的に、地球温暖化により海水温が上昇していると言われていますが、まさしくこの影響で、魚の生息域が大きく変化しています。

例えば、魚にとって海水温1℃の差は、人間にとっての10℃と同じくらいだそうです。

この様に、魚種によっては、この1℃の違いが、ほとんど生息ができなくなるほどの温度差だということで、魚はその海域で生きていくことが出来なくなるのです。

ですから、魚は、生息できる水温に合わせて、自分が生存できる海域を求めて、移動することになります。

では、具体的に、どの様な生き物が減ったり、増えたりしているのでしょうか?

具体的には、サケ、コウナゴ、マダラ、ミズダコなどが減少し、タチウオ、トラフグ、イセエビ、ヒラメ、マダコなどの水揚げ量が増えているそうです。

特にトラフグ「イセエビ」は、取引される値段が高いため、有効活用が期待されますし、ヒラメも高級魚として知られているので、新しい「常磐もの」として定着すれば、新たな観光資源として、成長できるのではないかと、期待されています。

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3.福島産「イセエビ」の美味しさと特徴

福島県のいわき沖の「イセエビ」の特徴は、「甘みがあって身もしっかりしているので、とっても美味しい」と評判の様です。

「イセエビ」は、小さなものでも300gで、店頭には1kgを超える大きさに育った「イセエビ」が、並ぶことも珍しくないそうです。

値段は、100g当り1,500円程度で、4,500円程~2万円程まで幅広く、購入するお客さんの用途も、お祝い事やご褒美など様々だとのことです。

その福島県産の「イセエビ」の主な特徴は、以下の通りです。

3.1 冷たい海流と温かい海流が交わる環境

福島県のいわき沖は、寒流の「親潮」と暖流の「黒潮」が交わる場所で「潮目の海」と呼ばれている海域です。

この「潮目の海」は、「イセエビ」の成長に欠かせない栄養素が豊富な海域のため、福島県産の「イセエビ」は、他の地域のものに比べて、「甘みがあり、身が引き締まり、とても美味しい」とされています。

3.2 甘みとプリプリの食感

福島県産の「イセエビ」は、身がしっかりと締まり、独特のプリプリとした食感を楽しむことが出来ます。

また、脂肪分が少なく、繊細で甘みのある風味も特徴的です。

特に、刺身しゃぶしゃぶにした時に、その甘さが引き立ち、美味しいと好評です。

3.3 「常磐もの」としてのブランド力

福島県の海産物は、「常磐もの」としてブランド化されており、品質の高さが多くの皆さんに知られています。

この数年間で、豊漁を見せている福島県産の「イセエビ」も、新しい「常磐もの」として、新鮮で美味しい高級食材として評価されつつあります。

このブランド力により、高級料理店や市場での人気を集めれば、新たな観光資源としての成長も期待できます。

弊社では、いわき市産イセエビを「磐城イセエビ」と命名して、独自に商品づくりを進めております。弊社、本業はさんま仲買ですが、「磐城イセエビの上野台豊商店」としてもお見知りおきくださいませ!

引用元:上野台豊商店

3.4 福島県での「イセエビ」の楽しみ方とおすすめ料理

福島県産の「イセエビ」は、その豊かな風味と食感が、さまざまな料理に合っていて、刺身や浜焼き、天ぷら、パスタやリゾット、グラタンといった洋風料理まで、幅広く楽しむことができる食材です。

特に、地元の味噌や野菜と組み合わせた料理は、福島ならではの風味を生かした、新しい料理の開発に繋がるでしょう。

  1. イセエビの刺身
    新鮮な「イセエビ」を、そのまま味わう刺身です。
    ぷりぷりの食感と甘みが特徴で、わさび醤油やポン酢でいただくことが多いです。
    「イセエビ」の刺身は肉厚で、プリっとした食感と歯ごたえがありつつ、噛むごとに感じる甘みと、トロっとした舌触りが絶品です。
  2. イセエビの寿司
    新鮮な「イセエビ」を握り寿司にする料理です。
    新鮮なエビの甘さが口いっぱいに広がり、わさびのピリッとした辛さがアクセントとなり、醤油の風味がその甘みをさらに引き立てています。
    シャリの酢の酸味も控えめで、エビの甘さを邪魔せず、むしろ際立たせる役割を果たしています。
    エビ自体の旨味が非常に濃厚で、噛むごとにその美味しさが感じられ、余韻までしっかりと楽しめます。
    特に福島県産の新鮮な「イセエビ」を使った寿司は、地元の海の幸の豊かさを実感させてくれるもので、特別な食体験となること間違いなしです。
  3. イセエビの味噌汁(イセエビ汁)
    「イセエビ」の頭や殻から出る濃厚な出汁を使った味噌汁です。
    「イセエビ」の大きな殻が浮かぶ味噌汁は、見た瞬間から豪華さが伝わると共に、エビから出るダシが味噌とマッチし、シンプルながらも非常に深い味わいが楽しめます。
    寒い季節や特別な食事の場にぴったりで、豊かな旨味が地元の味噌と相まって、深い風味を楽しむことが出来ます。
  4. イセエビの浜焼き
    新鮮な「イセエビ」を、殻ごと直火で焼き上げた豪快な料理です。
    新鮮な「イセエビ」を焼いて食べることで、プリプリとした食感と、甘さがグンと増し、香ばしい殻の香りと相まって、食欲をそそります。
  5. イセエビの天丼
    新鮮な「イセエビ」を高温の油でサッと揚げることで、サクサクの衣と鮮やかな色と甘みを閉じ込め、見た目もボリュームも満点です。
    味噌が詰まった頭は、オーブンでじっくり焼くことで、濃厚な甘みと香ばしさが口いっぱいに広がります。
    また、頭の部分の味噌を、天ぷらに付けて食べるのも美味しと、評判です。
  6. イセエビのグラタン
    「イセエビ」のグラタンは、「イセエビ」を丸ごと1尾を使った素材の豪華さと、見た目のインパクトも十分な贅沢な一品です。
    濃厚でクリーミーなソースと、「イセエビ」の甘みとチーズの香ばしさがマッチし、一度食べたら忘れられない美味しさです。
    特別なディナーやお祝いの場で、必ず満足できる料理だと思います。
  7. イセエビのピザ
    「イセエビ」のピザは、濃厚なエビの風味とピザの定番の味わいがマッチした一品です。
    イタリアンの要素をベースにしながら、福島の海の幸を贅沢に楽しむことができる料理で、特別感があります。
    「イセエビ」を丸ごと1尾使ったとっても贅沢なピザは、食べるたびに驚きと満足感を味わえる、海鮮好きにはぜひ試してほしい一皿です。
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4.「イセエビ」大漁が地域経済に与える影響

「イセエビ」の大漁は、福島県の地域経済にも好影響を与えています。

漁業者だけでなく、観光業や地元の飲食業にも恩恵が及び、福島県全体が活気づいている状況です。

4.1 漁業者への影響

まず、「イセエビ」の豊漁により、福島の漁業関係者に対し、経済的な効果がもたらされています。

漁獲量が増加することで、収入が安定し、次世代の漁業資源への投資や、漁具の改良、船のメンテナンスなどに余裕が生まれてきます。

さらに、「イセエビ」は高級食材としての需要が高いので、他の魚介類よりも高い単価で取引され、漁業関係者にとっては、大きな経済的利益に繋がります。

4.2 観光業への波及効果

「イセエビ」の豊漁は、観光業にも好い影響を与えています。

観光を目的としたお客様にとっては、地元の新鮮な海産物を味わうことは、大きな魅力の1つです。

福島県の特産品として、「イセエビ」が広く知られるようになり、「イセエビ祭り」や「イセエビ料理フェア」などのイベントを開催することが出来れば、多くの観光のお客様を見込む事が期待できます。

地元の漁港や観光地では、漁師体験や市場ツアーといった観光プログラムが充実し、海産物をテーマにした観光が促進されれば、観光収入が地域にも還元されます。

小名浜港の目の前!新鮮な海鮮丼や干物などのお土産がいっぱい!

いわき・ら・ら・ミュウ

アクアマリンパークの中にある「いわき・ら・ら・ミュウ」は、景色の良い海を眺めながら新鮮な魚介を堪能することができる物産センターです。
旬の魚を使った名物の海鮮丼が人気で、大勢のお客さんで賑わいます。干物や名物メヒカリなど、いわきならではのお土産を買うこともできると人気の観光スポットになっています。

引用元:いわき市観光サイト いわき・ら・ら・ミュウ

4.3 地元飲食業の活性化

飲食業においても、「イセエビ」の豊漁から、大きな恩恵を受けています。

地元のレストランや居酒屋では、新鮮な「イセエビ」を使った新しい料理を、メニューに加わえることで、観光客や地元住民の皆さんの来店の増加が見込まれます。

「イセエビ」料理は、高級感があるので、観光客だけでなく、地元住民の特別な日の食事にも選ばれやすくなります。

特に、地産地消を意識した料理の提供が増えることで、福島の食文化も一層豊かになる事が予想されます。

さらに、地元の飲食店が、「イセエビ」を使った新メニューを開発することで、メディアの注目を集め、さらなる宣伝効果も期待できます。

4.4 福島県全体の活気

「イセエビ」の豊漁は、福島県全体の地域経済を活性化する、きっかけになると思われます。

漁業・観光業・飲食業が連携して盛り上がることで、地域にお金がめぐり、関連する産業も活性化する事でしょう。

地元の生産者と消費者の繋がりが強化されることで、地元企業や農業、さらには観光関連施設への波及効果が、期待されます。

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5.まとめ

福島県「常磐もの」に、今まであまり漁獲量が無かった、「イセエビ」という新顔が登場しました。

その「イセエビ」が大漁となり、新たな福島県の名物として、期待が高まっています。

福島県は「常磐もの」として、多様な海産物を誇りますが、今年は特に「イセエビ」の大漁が注目されているのです。

この大漁は漁業関係者にとって、大きな経済効果をもたらし、さらに観光業や飲食業にも波及しています。

地元のレストランでは、「イセエビ」を使った新メニューが登場し、観光客を引き寄せる要因となっています。

以下は、その料理の一例です。

イセエビを使った新作料理の例
  • イセエビの刺身:新鮮な「イセエビ」を、そのまま味わう刺身です。
  • イセエビの寿司:新鮮な「イセエビ」を握り寿司にする料理です。
  • イセエビの味噌汁(イセエビ汁):「イセエビ」の頭や殻から出る濃厚な出汁を使った味噌汁です。
  • イセエビの浜焼き:新鮮な「イセエビ」を、殻ごと直火で焼き上げた豪快な料理です。
  • イセエビの天丼:新鮮なイセエビを丸ごと高温の油でサッと揚げた見た目もボリュウームもある料理です。
  • イセエビのグラタン:「イセエビ」を丸ごと1尾を使った素材の豪華さと、見た目のインパクトも十分な贅沢な一品です。
  • イセエビのピザ:濃厚なエビの風味とピザの定番の味わいがマッチした料理です。

また、「イセエビ祭り」などのイベントも計画されており、地元の経済全体が活気づいています。

この新たな名物の登場により、福島県のブランド力も向上し、他の特産品への注目度も高まることが期待されます。

福島県の海産物の魅力が一層広がり、地域全体が発展していく機会となると良いと思います。

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