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【焼き芋の作り方】「トースター」で作る「ねっとり系」蜜たっぷり甘い焼き芋の焼き方紹介

焼き芋 ニュース

吾輩は、「ねっとり系」の焼き芋が好きで、自分でもトースターで焼いて食べるのだが、「電子レンジ」や「ガスコンロ」を使って試してみたが、その中で一番うまく出来たのが「トースター」を使った物だった。

実際の調理の結果は、「電子レンジ」では、「サツマイモ」が急激に高温になってしまう事から、甘さが足りなくなり、「ガスコンロ」では、火加減の調整が難しく、焦げてしまった。

これらには、この様な欠点があり仕上がりに不満があったが、試行錯誤の結果、「トースター」で焼くのが温度と時間が調整できるため、「ねっとり系」「焼き芋」を作るのには最適だとわかった。

ここではその方法を紹介したい。

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焼き芋の品種

「焼き芋」に使われる「サツマイモ」には、「ねっとり系」「ホクホク系」があり、それぞれの品種は異なる地域で栽培されている。

日本における主な産地と品種の分類、および品種ごとの特徴は、以下の通り。

焼き芋の主な産地

「サツマイモ」の栽培は、日本全国で行われているが、特に有名な産地として、以下の地域が挙げられる。

  • 鹿児島県: 日本で最大の「サツマイモ」生産地。温暖な気候と火山灰土壌が「サツマイモ」栽培に適している。
  • 茨城県: 関東地方の主な産地で、砂地で育つことで甘みの強い「サツマイモ」が栽培されている。
  • 千葉県: 茨城県と同様に関東地方の産地で、主に紅あずまが栽培されている。
  • 徳島県・香川県: 鳴門金時などの高品質な「サツマイモ」が有名である。

令和5年産かんしょの作付面積及び収穫量

農林水産省の調査によれば、 「かんしょ」の収穫量は71万5,800tで、前年産に比べ1%増加しているそうで、調査の概要は以下の通り。

令和5年(2023年)の収穫量では、鹿児島県が21.54万トン(約30%)で全国1位、茨城県が20.02万トン(約28%)で全国2位、千葉県が9.13万トン(約13%)で全国3位、宮崎県が6.89万トン(約10%)で全国4位で、上位4県で全国収穫量の約81%を占めている。

なお、ランキングには入っていないものの、「サツマイモ」といえば、埼玉県の「川越いも」、石川県の「五郎島金時」、徳島県の「なると金時」などの伝統野菜・ブランド野菜なども有名である。

※かんしょ(甘藷)とは、サツマイモの別名。

調査結果の概要

  1. 作付面積
    全国の作付面積は3万2,000haで、前年産に比べ300ha(1%)減少した。
  2. 10a当たり収量
    全国の10a当たり収量は2,240kgで、前年産を2%上回った。
    なお、10a当たり平均収量対比は102%となった。
  3. 収穫量
    全国の収穫量は71万5,800tで、前年産に比べ5,100t(1%)増加した。
かんしょの作付面積、10a当たり収量及び収穫量の推移(全国)
令和5年産かんしょの都道府県別 収穫量及び割合
引用元:農林水産省 令和5年産かんしょの作付面積及び収穫量

ねっとり系の品種と特徴

「ねっとり系」「サツマイモ」は、しっとりとして甘みが強く、焼くとクリーミーでねっとりした食感が特徴である。

  1. 紅はるか(べにはるか)
    • 主な産地: 茨城県、千葉県、鹿児島県
    • 特徴: 非常に甘く、しっとりとした食感。焼くと糖度が高くなり、蜜のような甘さが引き立ち、ねっとりとした質感で、「焼き芋」にすると最高の甘みを発揮する。
  2. 安納芋(あんのういも)
    • 主な産地: 鹿児島県(種子島)
    • 特徴: 鹿児島県種子島産のオレンジ色の果肉が特徴的。しっとりとしていて、焼くと非常に甘く、クリーミーな食感を楽しむことが出来る。糖度が高く、「焼き芋」やスイーツに最適である。
  3. シルクスイート
    • 主な産地: 茨城県、千葉県、宮崎県
    • 特徴: 滑らかでねっとりとした食感が特徴。甘みが強く、しっとりした質感があるため、「焼き芋にすると非常に甘くクリーミーである。

ホクホク系の品種と特徴

「ホクホク系」「サツマイモ」は、加熱すると水分が少なく、ほくほくとした食感が特徴である。栗のような風味と食感があり、焼き芋にすると甘さとホクホク感を楽しむことが出来る。

  1. 鳴門金時(なるときんとき)
    • 主な産地: 徳島県、香川県
    • 特徴: 栗のようなほくほくとした食感と上品な甘みが特徴。焼き芋にすると軽い口当たりで、皮が薄く、果肉は鮮やかな黄色であり、天ぷらや和菓子にも使用される。
  2. 紅あずま(べにあずま)
    • 主な産地: 茨城県、千葉県
    • 特徴: ほくほくとした食感と適度な甘みが特徴。果肉は淡黄色で、ホクホクとした食感を楽しむことが出来る。焼き芋や煮物、スイーツに向いている。
  3. 高系14号(こうけい14ごう)
    • 主な産地: 鹿児島県、宮崎県
    • 特徴: ほくほく感が強く、甘みは控えめですが、焼くとほのかな甘さが引き立つ。焼き芋や天ぷらに適しており、食感が特徴的である。
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引用元:ウエザーニュース 好みが一目でわかる「焼き芋」チャート
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トースターでの作り方

トースターで「焼き芋」を作るのは、手軽で簡単な方法の1つで、トースターを使うと、じっくりと火を通すことで「サツマイモ」の甘みを引き出し、外は香ばしく、中は「ねっとり」とした美味しい「焼き芋」を作ることが出来る。

トースターで「焼き芋」を作るための手順は、以下の通り。

材料

  • 「サツマイモ」(紅はるか、安納芋、紅あずまなどお好みの品種、上記のチャートを参照)
    「ねっとり系」は、紅はるか、安納芋、「ホクホク系」は、紅あずまなど。
    また、表面に「蜜」が浮いてきているのが甘みがある。
  • アルミホイル

作り方

  1. サツマイモの準備
    • 「サツマイモ」を水でよく洗い、表面の泥や汚れを落とし、必要であれば、たわしなどを使ってきれいにする。
    • 洗った「サツマイモ」の水気をしっかりと拭き取る。
  2. サツマイモをアルミホイルで包む
    • 「サツマイモ」をアルミホイルでしっかりと包む。アルミホイルを使うことで、均等に熱が伝わり、しっとりとした「焼き芋」になる。
    • 皮が焦げるのを防ぐために、2重に包むのがお勧め。
  3. トースターで焼く
    • トースターの温度設定ができる場合は、230〜250度に設定する。設定できない場合は、中~高程度の温度で焼き始める。
    • 「サツマイモ」をトースターに入れて、40〜50分程度焼く。「サツマイモ」のサイズや種類によって焼き時間が変わるので、30分経過したら一度様子を見て、竹串や箸を刺してみて柔らかくなっているか確認する。
    • 「サツマイモ」が小さめの場合は、焼き時間を短めに、大きめの場合は長めに調整する。
  4. 途中で裏返す
    • 均等に火を通すために、途中で1〜2回、「サツマイモ」を裏返す。こうすることで、全面にまんべんなく熱が伝わり、均一に焼くことが出来る。
  5. 焼き上がりの確認
    • 焼き時間が経過し、竹串や箸がスッと通るようになれば焼き上がり。「サツマイモ」の中までしっかり火が通っていることを確認する。
  6. 完成
    • トースターから取り出し、しばらく冷ます。熱いのでやけどに注意する。
    • アルミホイルを外して、好みに合わせてそのまま食べるか、少し冷ましてから食べても美味しく味わうことが出来る。

ポイント

  • 均一な焼き色と甘みを引き出す: トースターでじっくり焼くことで、「サツマイモ」の自然な甘さを最大限に引き出すことが出来る。
  • アルミホイルを使うことでしっとりと仕上がる: 「サツマイモ」の水分が逃げにくくなるため、しっとりした焼き芋を楽しむことが出来る。
  • 種類に応じた焼き時間を調整する: 「サツマイモ」の種類やサイズに応じて焼き時間を調整することで、理想の食感に仕上げることができる。小さめの「サツマイモ」を使用することで、時短することが出来る。
  • トースターの設定温度は、230~250℃に設定する: アルミホイルで、芋の中心部まで熱くなりにくくなるため、温度は高めに設定する。「サツマイモ」は、中の温度が65~75℃になっている間に、酵素の働きでデンプンが麦芽糖に分解されることで甘味が出る。
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まとめ

「焼き芋」に使用される「サツマイモ」は、「ねっとり系」「ホクホク系」に分類され、産地や気候、土壌によりさまざまな品種が栽培されている。

「ねっとり系」は、しっとりとした甘みと食感を、「ホクホク系」は、軽い食感とほのかな甘さを楽しむことができるので、好みに応じて品種を選ぶことができる。

「サツマイモ」は、中の温度が65~75℃になっている間に、酵素の働きでデンプンが麦芽糖に分解されることで甘味が出るので、この温度を長くキープすることがポイントだ。

吾輩は、「ねっとり系」「焼き芋」が好きなので、この様に紹介させてもらったのだが、「トースター」を使うととても簡単に、美味しい「焼き芋」を作ることが出来るので、是非、試してみて頂きたい。

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