コンビニやスーパーでは、年間通してパイナップル等のカットフルーツが販売されている。
7月に入ると、甘いスイカも出回るので、吾輩も少し割高だがカットされたスイカを購入しているが、以前は、丸ごと1個の大きなスイカを購入していた。
しかし、家族で食べても食べきれず、冷蔵庫を占領することが多かった「スイカ」は、大きいし、冷蔵庫に入らないし、食べた後は皮を捨てなければならないので、億劫で負担に感じていた。
この様な「カットフルーツ」は、私たちのニーズに応えてくれる商品で、これからも人気が高まってくると思うので、ここでは「カットフルーツ」の特徴やメリット・デメリットについて見ていきたい。
カットフルーツとは
「カットフルーツ」は、フルーツを切り分けて販売している商品のことで、家で切り分ける必要がないので、食べる際の手間が少ないことや、少量で購入できるので、無駄にならないこともうれしい。
特に、持って帰るには大きく重たかったり、切り分けに手間がかかったりする、スイカや、パイナップル、メロンなどは、カットしてパックされていて、買ってすぐに食べることができるので、ありがたい商品だ。
カットフルーツの利用形態に関する分析
「カットフルーツ」について調べていくと、「カットフルーツ」がどの様なシチュエーション(日常生活の中の場面)で利用され、購入しているのかを分析したデーターがあるので紹介したい。
※ ①~⑩の数字は下記の「第1表 事例における果物及びカットフルーツの利用状況と世帯属性」の事例を示している。
①と②はカット商品は割高であると感じており、値引き商品であれば購入する。その背景として、その背景として、皮むきなどの手間やゴミ処理を負担には思っていないのが特徴である。
③も同様に果物摂取量が多く、したがってカットでは分量が足りないため、基本的にはホールを購入している。しかし、メロンはホールで l個買うと出費が多くなってしまうからという理
由で、また、パイナップルはそもそもホールを買う習慣がないためカットを購入しており、品
目によってホールとカットを使い分けているのが特徴である。一方、④は果物(ホール)を常備しているものの、むく手間がかかる果物は時間のある夜や
休日に食べるなど、家事負担を意識した消費形態をとっている。そのためカットフルーツについても、スイカは「ゴミ処理が大変だから」、パイナップルは「切るのが大変だから」、そして、家族の一人だけが果物を食べたいときは「切るのが面倒だから」という理由で購入している。
このようにホールの場合の家事負担をカットで解消する、すなわち手間に応じてホールとカットを使い分けるタイプといえる。
なお、利用場面とは直接関連しないものの、この事例④では「メロンなど食べ頃がわかりにくいものはカットが安心」という評価をしていた点も注目される。
引用元:カットフルーツの利用形態の特徴と類型化
カットフルーツの「特徴」と「メリット・デメリット」
「カットフルーツ」は、手軽に食べられる便利な食品で、ここではその特徴やメリット・デメリットについて見ていこう。
特徴
「カットフルーツ」の特徴は以下の通り。
- 即食性: すでにカットされているため、すぐに食べることができる。
- 保存性: フレッシュなまま包装されているので、一定期間保存が可能。
- 携帯性: 小分けのパックで持ち運びしやすい。
- 多様性: 多種類のフルーツが一緒にパッケージされることが多く、様々な味が楽しめる。
- 衛生面: カットした後にすぐ包装されるため、衛生的に管理されている。
メリット
「カットフルーツ」のメリットは以下の通り。
- 手軽さ: 調理不要でそのまま食べられるため、忙しい時でも手軽にフルーツを摂取できる。
- 栄養価: ビタミンやミネラルを豊富に含んでおり、健康に良い。
- バランス: 色々な種類のフルーツを一度に摂取できるため、栄養バランスが良い。
- 持ち運び: 小分けパックで持ち運びやすく、外出先でも手軽に食べられる。
- 見た目: 色とりどりのフルーツが見た目にも楽しめ、食欲をそそる。
デメリット
「カットフルーツ」のデメリットは以下の通り。
- 価格: 通常のフルーツよりも割高になることが多い。
- 保存期間: フレッシュなまま保存できる期間が短く、すぐに食べないと劣化しやすい。
- 添加物: 長期間保存するために、防腐剤や保存料が使われる場合がある。
- 栄養価の損失: カットした後に酸化が進むため、ビタミンなどの栄養素が減少することがある。
- ゴミの増加: 小分けパックの包装が増えるため、ゴミが多く出る可能性がある。
この様に「カットフルーツ」は、手軽にフルーツを楽しむことができる便利な食品だが、価格や保存期間、添加物の問題などのデメリットもあるようだ。
購入する際には、品質や保存状態を確認し、できるだけ早めに食べることがお勧めだ。
また、可能であれば「食品添加物」が少ない商品を選ぶと良いだろう。
吾輩は、福島県出身で、福島県は全国でも有数のフルーツの産地で、おいしいフルーツを良く食べている。
中でも「桃」は、7月中旬から9月上旬までが色々な品種の「桃」が市場に出回るので、おすすめしたい。
「桃」に関連する記事については以下を参考にして頂きたい。
さらには、福島県のオリジナルブランドの「あづましずく」という品種のぶどうが「種無し・大粒・甘い・皮ばなれば良い」などの特徴があって、こちらも合わせておすすめしたい。
だが、栽培している量が少なく、早く買わないと売れ切れてしまうので、注意が必要だ。
「あづましづく(ぶどう)」に関する記事については以下を参考にしてほしい。
食品添加物とは
「食品添加物」は、「食品を製造するとき」や「食品の加工」や「保存の目的」で使用されるもので、我々の生活の身近なところで使われているが、「食品添加物」を使用する場合は、目的に合わせて使い分けられるとのこと。
以下を参考にしてほしい。
出典元:消費者庁 “食品添加物表示に関するマメ知識”
食品添加物の効果
「食品添加物」の効果としては、以下のようなものがあるという。
- 品質保持: 保存料や酸化防止剤により、食品の品質を長期間保持できる。
- 安全性向上: 腐敗や食中毒のリスクを低減し、安全性を確保する。
- 見た目の改善: 着色料や香料により、食品の見た目や香りを良くし、食欲を増進させる。
- 味の向上: 甘味料や調味料を使用することで、味を調整し、満足感を高める。
- 製造効率の向上: 乳化剤や増粘剤により、製造工程がスムーズになり、製品の均一性が保たれる。
出典元:消費者庁 “食品添加物表示に関するマメ知識”
食品添加物の主な種類と用途等
出典元:消費者庁 “食品添加物表示に関するマメ知識”
「カットフルーツ」に含まれる食品添加物
カット野菜工場などで製造される「カットフルーツ」は、食品の劣化を防ぐ為、次亜塩素酸ナトリウムなどの「食品添加物」が使われている傾向にあるそう。
メーカーや工場によって違いがあるようだが、カット野菜で使われる「食品添加物」と同様のもので、スーパーで加工されたカットフルーツの場合、食品添加物が使われている心配はないとのこと。
ただし、スーパーで加工された「食品添加物」を使っていない「カットフルーツ」は、消費期限はかなり短くなるため、購入した当日か翌日には食べ切る必要があるようだ。
「食品添加物を使っていないフルーツが食べたい」と思ったら、スーパーで製造販売されたカットフルーツか、カットされていない丸ごとの果物を買い、自分で切って食べるしかないだろう。
この様に、「食品添加物」は、食品の鮮度や安全性を高めるため、使わざるを得ない物であり、あらゆる食べ物に使用されていることから、「食品添加物は全てダメ」だとは考えずに、その用途や効果を良く見極めて、食品を選ぶことが大切だろう。
カットフルーツの販売会社
「カットフルーツ」は、日本のコンビニやスーパーで非常に人気があり、以下に、「カットフルーツ」を販売している主なコンビニやスーパーなど「10社」と、その商品名および特徴を挙げてみる。
1.セブン-イレブン(7-Eleven)
商品名: 7プレミアム フルーツミックス
特徴: みかん・パインアップル・黄ももを詰め合わせた、素材の味が引き立つ、ほどよい甘みのシロップ漬け。
商品名: 7プレミアム お手軽カットフルーツ
特徴: パイナップル、皮むきりんごなどの単品。手軽に食べられるサイズ。
2.ローソン(Lawson)
商品名: Uchi Café カットフルーツミックス
特徴: 数種類のフルーツが一つのパックに。新鮮さを保つために個別包装。
引用元:ローソン カップフルーツラインナップ
3.ファミリーマート(FamilyMart)
商品名: いろいろ楽しむミックスフルーツ
特徴: 厳選された果物を使用し、フレッシュさを追求した、パウチ入りのミックスフルーツ。
引用元:ファミリーマート いろいろ楽しむミックスフルーツ
4.イオン(AEON)
商品名: カットフルーツミックス
特徴: 高品質なフルーツを使用し、バラエティ豊かな組み合わせ。
5.イトーヨーカドー(Ito Yokado)
商品名: フレッシュフルーツ
特徴: 高品質なフルーツを使用し、バラエティ豊かな組み合わせの一口サイズ。
6.マルエツ(Maruetsu)
商品名: マルエツカットフルーツ
特徴: 季節の果物を使用し、食べやすいパックに。
7.ライフ(Life)
商品名: LIFEカットフルーツデザート
特徴: 新鮮さを重視し、日替わりで異なる果物が楽しめる。
8.西友(Seiyu)
商品名: 西友カットフルーツ
特徴: 手軽に食べられるサイズで、豊富な種類の果物。
9.アークス(Arcs)
商品名: アークス カットフルーツ
特徴: 旬の果物を手軽に食べられるサイズで提供。
引用元:株式会社アークス㈱ラルズ「スーパーアークス野幌店」(旧店舗名:ビッグハウス野幌店)改装オープンのお知らせ
10.ドン・キホーテ(Don Quijote)
商品名: 驚安の殿堂 フルーツミックス 2号缶
特徴: 価格競争力があり、白もも、黄もも、パイナップル、ぶどうを缶詰で提供。
引用元:ドン・キホーテ フルーツミックス 2号缶 – ピープルブランド(PB)情熱価格
まとめ
フルーツは、年間通して色々な種類が流通しているが、フルーツの種類によっては、大きかったり、重かったりして、店で購入するには少々気が引けてしまう場合が多くある。
しかも、スイカやパイナップル、メロンなどの多くの種類は、冷蔵庫で冷やして食べるものが多いので、冷蔵庫に入りきれない場合も良くあり、購入を控えてしまうパターンの1つだ。
そんな事情もあって、吾輩も、あらかじめカットされたフルーツを購入することが多くなっている。
ここで見てきたように、さまざまなメリットやデメリットがあることから、スーパーやコンビニでも「カットフルーツ」が売れているのが理解できる。
また、それぞれの店舗が提供している「カットフルーツ」は、品質や種類、価格などの面で異なっているが、どれも新鮮さを保つための工夫がされている。
しかし、夏は、フルーツに限らず食中毒のリスクが高くなることから、購入したらその日のうちに食べきることが大切だ。
余ったら冷凍もできるかもしれないが、傷んだものを冷凍しても食中毒の恐れがあるので、注意が必要だ。
そんな場合は、冷凍フルーツも販売されているので、そちらを購入するのも「おすすめ」だ。
どれを選ぶかは、皆さんの生活スタイルや好みによるので、生活に適したを物を選ぼう。
また、暑い夏には「かき氷」も食べたくなるものですね。
以下の関連記事も参考にしてみてください。