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【円高・ドル安とは?】間違えないでわかりやすく覚える方法

ドル円相場のイメージ ニュース

連日ニュースでは、円相場が「1ドル=153円台」歴史的な円安などと大々的に報じている。

3年前の2021年ごろは「1ドル=110円台」だったが、その頃はコロナ感染症の影響もあり、景気は低迷し、生活は苦しかったのではないだろうか?

景気は、円相場だけではなく、いろいろな要素が複雑に絡み合って成り立っているので、円高だからとか円安だからとか、我々庶民がコントロールできることではないのかもしれない。

ちなみに、皆さんは「1ドル=100円」と「1ドル=200円」では、どちらが円安と表現するかすぐにわかるだろうか?

吾輩も、最初は何度も間違えていたが、今では間違えることが無くなった。

その方法を紹介しよう。

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間違える原因はこれだ!

間違える原因は何かといえば、例えば、報道では為替の状態を表現するのに1ドルが153円台後半の値を付け、34年ぶりの「円安」になりました。」などというが、この為替の表現としてドルを主語にして、「1ドルが〇〇円」と、円を主語にして「円」が「高いか・安いか」をごちゃ混ぜにして報道しているからなのだ。簡単に言うと、ただこれだけだ。

どういう事かというと、為替相場の表現方法としては、「ドルと円」相対的に比較して、どちらが「高いか」「安いか」を表している。

ここでは、主語を「ドル」にして「1ドルが153円」と表現しているのに対し、「高いか安いか」については、「円が安い」と、主語を「円」に逆転して表現しているからなのだ。

詳しく言うと、過去のドル円相場が、「1ドル=100円」だとすると、この場合は、「1ドルが100円」と表現する。

そして、「1ドル=200円」になったとすると、この場合は、「1ドルが200円」と表現し、「円が安くなった」と、主語を「ドル」から主語を「円」に変えて表現しているのがお分かりだろうか。

原因はまさしく、主語を変えていることであり、これが理解を難しくしているのだ。

為替相場は、「相対的な比較表現方法」をとるので、比較対象物(ここではドルと円)のどちらかが高くなれば、比較対象となる相手の物は必ず安くなるし、その反対も同様という事なので、ここは理解しやすいと思う。

よって表現方法としては、過去に「1ドル=100円」で、現在「1ドル=200円」だとすると、この場合、1ドルの価値が100円から200円に価値が高くなったので、主語の「ドル」を前に持ってきて、「ドル高・円安」というのが正しい表現になる。

この様に「為替相場」は、相対的な表現をするので、「ドルが高ければ円が安い」「ドルが安ければ円が高い」と言葉を省略せずに表現するとわかりやすくなる。

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まとめ

いかがだろう、報道では、主語がドルであるはずの「ドル高・円安」を、主語を円に換えてしまって、「円安・ドル高」と表現(この反対も同様)をごちゃ混ぜしているのが原因で、混乱してしまう。

今後、報道でもドル円相場については、多く見られると思うので、主語を「ドル」にして「ドル高・円安」または「ドル安・円高」と覚えていると間違いはなくなるだろう。

【参考】円安になるとどうなるのか?

吾輩は、目先の事が気になるので、短期的に円安になると悪い方にばかり目が向いてしまう。

10数年前の2012年頃は、「1ドル80円台」の「円高」で、「日本の製品が海外で売れにくくなり、輸出産業等の業績が悪化する」ので大変だと、報道では言っていた様に思う。

今度は、「円安」「輸入コストが高くなり、生活必需品やエネルギー資源などさまざまな品目の物価が値上がりする」ので大変だと、報道では言っている。

2024年の報道では、「円安」の悪い側面(デメリット)を強調されているように感じるのは、吾輩だけだろうか?

気になるのは、いったい「円安」と「円高」は、「結局どっちがいいのか?」という事だ。

円安のメリット

円安のメリットは、海外からすると、日本の「モノやサービス」が安くなる状態で、日本の製品を海外へ売りやすくなるので、外国と取引がある業種はメリットがあるようだ。

ピックアップすると以下の通り。

  • 輸出産業の業績向上
  • 外国人旅行者の増加

円安はどちらかというと、個人よりも、企業の側に経済的なメリットが大きいといる。

円安のデメリット

円安のデメリットは、輸入コストが上昇するので、衣類や食料など生活に直結するので、個人にデメリットがある。

ピックアップすると以下の通り。

  • 生活必需品(食料品等)の値上がり
  • エネルギー資源(電気代、ガス代等)の高騰
  • 輸入製品(衣類等)の価格高騰

この様に、生活必需品やエネルギーの値上げがあっても、賃金の上昇は必ずあるとは限らず、支出だけが増えて、お金が無く、生活が苦しいと感じやすいことから、個人側にデメリットが大きいといえる。

ここでは、円高のメリット・デメリットについては省略するが、いずれにしても高齢化進み、リタイヤする人が増えてくると、収入のない、年金生活者にとっては、「円高」であろうが「円安」であろうが、「お金が無くて生活が苦しい」と感じてしまうのかもしれない。

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