季節に合わせ、「衣替え」と称して身に着ける洋服も変えているが、何故かその度に洋服が増えてしまうのは吾輩だけだろうか?
吾輩は、着るものには頓着(とんちゃく)が無いので、ノーブランドのものをついつい買ってしまう。
年齢にもよるだろうが、若い時には年に何度も着ないような衣類を購入したりで、今でも30年以上も前のものが大量に残っている。
若い時に買ったものは現在の体型にも合わず、着ることが出来ないものも多い。
大量の衣類は、当然クローゼットには収まりきれず、衣装ケースが山積みになり、部屋を占拠している。
その衣類を見るたび、「勿体ない」と思ったり、「何とかしたい」と思ってしまうのは、吾輩だけではないだろう。
ここでは、この「衣類を手放す方法」について、あれやこれや探ってみたので、一緒に見てみよう。
なぜ物を手放せない(捨てられない)のか?
まずは、「物が捨てられない」という人の心理について、確認してみたい。
「物が捨てられない」理由は人によってさまざまで、1つだけとは限らないだろう。
吾輩が物が捨てられない第一の理由は、「あまり着ていない衣類は勿体ないと感じる」からだ。
衣類が「タンスの肥やし」になっているような場合に、そう感じてしまう。
※どうしても、「捨てる」という言葉の印象が悪く感じてしまうので、ここからは「手放す」という言葉を使うことにしよう。
もう使わないとわかっていても、なかなか「手放す」ことができないのは、いろいろな「不安」や「罪悪感」などが湧き出てくるからではないだろうか。
皆さんが物を「手放す」事が出来ない理由は、次のどれにあてはまるだろうか?
- 罪悪感がある。
「姿かたちがあるからゴミとして扱えない」「ゴミにすると環境に悪い、地球を汚す」など - 過去の投資を惜しむ気持ちや過去の思い入れがある。
「高かったから」「せっかく買ったのに」「嫁入り道具だったから」「コレクションしている」など - 将来・未来への漠然とした不安がある。
「いつか使うかも」「捨てるとあとで後悔するかもしれない」など - 使い切りたい気持ちや、高齢者などは過去の体験がある。
「もったいない」「まだ使える」「まだ何かに使える」など - 人や物への同情が強い。
「人からもらったものは捨てられない」「誰か使ってくれるなら」など
物を大切に扱うことはとても良いことだと思うのだが、使われないでタンスの奥にしまっているだけでは、本当に、物を大切にしていると言えるのだろうか?と考えたりもする。
1.「手放すことが罪悪だ」と思っている
物を「捨てる」ことが悪いことだという思いから、「手放す」ことが出来ないというケースもある。
もちろん物を無駄にしていい、雑に扱っていいという事では無いが、使用できる時間や保管する場所には限度がある。家族が多いと部屋が物で溢れてしまう。
本当に大切な物に時間や場所を使うためには、不要な物を「手放す」事が必要なのだ。
2.「もしかしたら使うかもしれない」と思っている
これも多くの人が陥ってしまう心理だろう。
「今は使わないけれど、いつか使うのではないか」「壊れているけれど、直せば使えるかもしれない」といった理由から残してしまう人が多い。
だが、過去の自分を振り返ってみると、30年以上も前に「勿体ないから」「いつか使うかもしれないから」と思って残しておいた物が、今日までどうだったか・・・・?
全く使わなかったと言っても良いだろう。その結果、その衣類は30年以上もその場所を、何もしないで長年占拠していたのだ。
3.「人から頂いたものだから」と躊躇している
これは片付けが得意であっても、当てはまる人は多いのではないだろうか。
人からもらったものを躊躇なく手放すべき、ということではないが、贈り物・プレゼントの本質は「物」ではなく「気持ち」ではないだろうか。
誕生日や記念日などで頂いた物は、なかなか「手放す」事が出来ないものだ。その気持ちはよくわかる。
もし、このように頂いた物を使わないのならば、「相手の気持ち」を受け取ることが出来、「こちらの感謝の気持ち」を伝えることができたのであれば、頂いた物を「手放す」ことも選択肢の一つとして考えても良いかもしれない。
頂いてすぐには捨てられないけれど・・・・。
衣類を「手放す」方法
夏や冬の衣替えのシーズンは、衣服の量を見直す絶好のチャンスだ。
しかし、「次の季節への準備はワクワク感もあるはずだが、なんだか腰が重い・・・」「作業が終わっても手放す決心がつかないという気持ちになり、使いもしない不要な衣服の山を、部屋の片隅に残してしまう・・・」なんて、そんな光景が目に浮かぶ。
そこで、今回は吾輩も実践している、処分する・捨てる以外の、衣服の「手放し方」を紹介しよう。
衣類を「手放す」方法には、大きく分ければ「6つ」の方法がある。
1.【処分する】
これは、物を捨てられない人にとっては、この選択肢を選ぶことは難しいかも。
なのでこの方法は、各自治体でも処分場の不足や、環境問題に配慮しているので、「最終手段」として考えたい。
①自治体の「燃やせるゴミの日」に出す(処分)
この方法は、文字通りで、自治体のゴミの日に「燃やせるゴミの日」に出すことだ。
メリット
- 処分費用が掛からない。
ゴミ袋の料金だけ。
デメリット
- すぐ処分できない。
ゴミの収集日や時間、収集場所が決まっている。 - 1度に大量のゴミを収集してくれない。
燃えるゴミへの処分を検討していても、1度に多量のゴミを収集していない自治体にお住いの方は、大掃除や引越しで出た大量の衣類は、燃えるゴミとして処分することができないので、注意が必要。
その場合は、粗大ゴミの様に「自治体の環境センターやクリーンセンター」と呼ばれる施設に直接持ち込むことも可能。※料金を取られる場合もある。
②ウエスとして自宅で活用する(処分)
吾輩は、ウエスとして使えそうなものは、ボロ布を入れておく箱に入れておくが、その際ボロ布をすぐ使える様に、事前に裁断しておくのがルールだ。吾輩の場合は、裁断してしまえば決心がつくから。設置場所は、台所や洗面所の下の引き出しの中だ。
メリット
- 使い捨て出来る。
洗う手間がかからない。 - 環境に優しい。
古着や古タオルを最後まで有効活用できる。 - 家計に優しい。
キッチンペーパーやウエットティッシュの使う量を節約できる。
デメリット
- 裁断の手間がかかり面倒だ。
自分で衣類を裁断しなければならない。 - 効率的でない。
衣服を数枚程度しか処理できない。
消費される頻度が少なく、溜まる傾向がある。 - 保管スペースが必要になる。
③不用品回収業者に回収してもらう(処分)
大量に捨てるなら不用品回収業者
時間をかけずに衣類を処分したい場合は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめだ。
メリット
- 直ぐに簡単に不要な衣類を処分できるので楽だ。
電話をすれば、指定した日時に自宅まで回収に来てくれる。 - 大量の不用品を回収してくれる。
デメリット
- 費用が掛かる。
人件費や出張費等の料金を支払わなければならない。
不用品回収業者のデメリットである料金も、まだ使用できる電化製品などを買取してもらうことで、その買取料金と不用品の回収料金を相殺することも可能だ。
2.【資源として再利用(リサイクル)・もう一度使う(リユース)】
この方法には、いくつかの選択肢があるので、下記を参考にしてほしい。
①自治体の古着回収を利用する(リサイクル・リユース)
各自治体は、資源の回収を行っており、これを利用するのも選択肢の一つだ。
ちなみに、回収された古着は、回収業者に引き渡され、その後、回収業者のリユースやリサイクルのルートによって、国内外で再利用されることになる。
また、再利用できないものは、工業用雑巾(ウエス)の加工や、綿やフェルトの原料になるとの事。
メリット
- ゴミの減量につながる。
- 料金が掛からない。
指定のゴミ袋の代金程度で安い。 - 環境問題に対する意識が高まる。
デメリット
- すぐ処分できない。
資源の回収日や時間が決まっている。回収は、月1回または2回。 - 分別が面倒。
下着、汚れた衣類、綿入りの衣類は不可など。 - 回収場所が決まっている。
自分で回収場所へ持ってく必要がある。高齢者には負担がかかる。
②販売店の衣類回収ボックスを利用する(リサイクル・リユース)
販売店は、衣類の回収サービスを独自に行っているところもあり、これを利用して、処分する方法もある。
メリット
- 引き取りは無料。
- 社会貢献につながる。
販売店に引き取ってもらうことで、再利用できるので社会貢献につながる。
デメリット
- 引き取りには制限がある。
メーカーによっては、自社ブランドの衣類しか引き取ってもらえない。 - 小量しか引き取ってもらえない。
持ち込み可能な衣服の着数なども店舗によっては制限があり、確認が必要。 - お住いの地域にショップが無い場合がある。
ウェブサイトで店舗確認が必要。
古くなったり、着なくなった衣類の回収を行う活動をしている、代表的なアパレルブランドは、下記の通り。
※赤太字の黄色マーカーは、どのメーカーでも回収可能なブランド。
ブランド名 | リサイクル対象商品 | 回収方法 | リサイクルの取り組み ウェブサイト |
---|---|---|---|
ユニクロ | 全てのユニクロ商品、GU商品、プラステ商品。 | 回収BOXへ持ち込み。 | ユニクロの取り組み |
GU(ジーユー) | 全てのユニクロ商品、GU商品、プラステ商品。 | 回収BOXへ持ち込み。 | GUの取り組み |
H&M(エイチアンドエム) | どのブランドのどんな状態の服でもOK。(レザーは対象外) | 回収BOXへ持ち込み。 | H&Mの取り組み |
無印良品 | 無印良品の衣料品全般(下着を除く)・タオル・シーツ・カバー類。 | 回収BOX無し。スタッフに直接声かけ。 | 無印良品の取り組み |
ZARA(ザラ) | ZARAの商品に限らず、すべての衣類やテキスタイル商品、家庭用布製品、靴、アクセサリーなど(状態の良くない衣類でもOK) | 回収BOXへ持ち込み。 | ZARAの取り組み |
URBAN RESEARCH (アーバンリサーチ) | commpost製品と、アーバンリサーチ製品の衣料 家庭で不要になった衣類 ダウン率50%以上の羽毛製品。 | 「回収キット」を購入し郵送する。対象店舗へ持参。 | アーバンリサーチの取り組み「Green Down Project」 |
パタゴニア(Patagonia) | 全パタゴニア商品(サーフボード以外の製品で使い古されて使用不可能のもの) | 回収BOXへ持ち込み又は、リサイクル係への送付(別途送料必要) | パタゴニアの取り組み |
スノーピーク (Snow Peak) | テント、タープ、シュラフ、衣料品(靴、カバン、アクセサリーを除く。スノーピーク製品以外も可) | 全国の直営店のレジに持ち込み。 | スノーピークの取り組み |
GOLDWIN (ゴールドウィン) | どんなブランドのどんな状態の服でもOK。 (下着、靴下、帽子、手袋、バッグ、靴は不可) | 店舗のレジに持ち込み。 | ゴールドウィンの取り組み |
洋服の青山 | スーツに限らず、ネクタイやベルト、靴などの小物類からレディース衣類、学生服まで幅広く回収。他社製品も対象。 | 回収BOXへ持ち込み。 | 洋服の青山の取り組み |
オンワード樫山 | すべてのオンワード樫山の衣料製品。1回につき10点まで。 | 全国百貨店内のオンワード樫山店舗に持ち込み。 オンラインでの引取り。(別途送料必要) | オンワード樫山の取り組み |
アルペングループ | 衣類のみ。アルペングループ以外の商品もOK。(ただし汚れが激しいものや濡れたものはNG) ※下着、靴下、帽子、手袋、バッグ、靴等は不可。 | 回収BOXへ持ち込み。又はスタッフに渡す。 | アルペングループの取り組み |
SELF+SERVICE (セルフ+サービス) | SELF+SERVICEで購入した衣料品。 | 回収BOXへ持ち込み。 | SELF+SERVICEの取り組み |
SHIPS(シップス) | 古着(繊維製品のみ)どんなブランドのどんな状態の服でもOK。1回につき5点まで。 | 店舗のレジに持ち込み。 | SHIPSの取り組み |
どんなブランドでも回収しているアパレルブランドは、洋服の青山、H&M(エイチアンドエム)、ZARA(ザラ)、スノーピーク(Snow Peak)、GOLDWIN(ゴールドウィン)、アルペングループ、SHIPS(シップス)などがある。
お住いの地域にショップが無い場合があるので、ウェブサイトで店舗を確認してほしい。
③知人に譲る(リユース)
この方法は、これを必要とする人がいるかもしれないと、具体的な人物が頭に思い浮かべば、譲ることも良いかもしれない。
メリット
- ゴミの減量につながる。
- 無料で処分できる。
- 子供服であれば喜ばれる。
デメリット
- 汚れや劣化が目立つものは敬遠される。
しかし、自分が不要になった衣服を、高齢者に譲るのは、やめた方が良いようだ。
なぜなら、高齢者の世代は特に「捨てられない」「ものを持つことがステータス」な時代の人間なので、どんなものでも、大事に持ち続けてしまう傾向があるからだ。
先日、吾輩の実家の部屋を片付けようと久しぶりに部屋に入ったら、押し入れの中は勿論、押し入れに入りきれない衣装ケースで、部屋はいっぱいだった。
それを考えると、高齢者に物を譲ることは、ただ荷物を増やすだけになるので、やめた方が良いだろう。
子供服なら、子供は成長が速いので、知り合いに譲るのも良いかもしれない。
④寄付する(リユース)
国内には、衣類回収を行ない、海外支援を行なっているNPOや市民団体もあり、団体によって、回収品目(衣服だけでなく、いらないバッグや雑貨も回収)や寄付の方法が異なるので、ホームページを確認してほしい。
寄付した衣服は、リユースされたり、販売されたお金でワクチンを購入したり、有効活用されているとの事。
メリット
- ゴミの減量につながる。
- 社会貢献が出来る。
海外支援等で再利用してもらえる。 - 持ち運ぶ手間がかからないので便利。
支援団体によっては、段ボールに衣服を詰めて配送するだけで良い。 - ブランド物以外でも引き取ってくれる。
デメリット
- 料金がかかる。
運営費や配送料、手数料を自身で負担する必要がある。
団体名やプロジェクトは沢山あると思うが、その一部は下記の通り。
団体名 | リサイクル対象商品 | 回収方法及び料金 | 申し込み ウェブサイト |
---|---|---|---|
NPO法人グッドライフ セカンドライフ | 混載OKです。古着、ぬいぐるみ、雑貨など | リユース中箱( 3辺合計 = 120cm以内 )2300円 リユース大箱( 3辺合計 = 160cm以内 )2900円 | セカンドライフの取り組みと申し込み |
認定NPO法人 世界の子供にワクチンを日本委員会 古着deワクチン | ハンドメイド・素材・形状問わず、衣類、靴、バック、アクセサリー、装飾小物、防止など。 | 専用回収キット / 3,300円(税込) | 古着deワクチンの取り組みと申し込み |
特定非営利活動法人 国際子供友好協会 | 寄付なので汚れ・使用感などの程度は細かく問わない。夏物の子供衣料。冬物衣料はダメ。 | 発送は郵便又は宅急便の送料元払い | 国際子供友好協会の取り組みと申し込み |
特定非営利活動法人 日本救援衣料センター | 洗濯済み・シミ・傷無しの毛布、ズボン、ジーンズ、Tシャツ、ポロシャツ、Yシャツ、トレーナー、セーター、ブラウス、カーディガン、ジャンパー、オーバーコート | 段ボール箱か紙袋に詰め。寄附は衣料品10㎏までにつき、1500円が目安。 | 日本救援衣料センターの取り組みと申し込み |
NPO法人 ワールドギフト | 衣類、おもちゃ、ぬいぐるみ、キッチン用品、ランドセル・バッグ類、文房具、タオル、食器、など。 | 重量30kg以内 梱包数×2900円 海外輸送費など、物品を再利用し支援活動に役立てるため 梱包サイズに応じたご寄付が必要 | ワールドギフトの取り組みと申し込み |
認定NPO法人ブリッジ エーシア ジャパン フルクル | 洋服でしたら何でもOK(着用可能ならば全て大丈夫です。) ・ 多少の汚れ ・ シミ ・ 破れも大丈夫です。 (常識の範囲内でお願いします。) ・ 頭のてっぺん(帽子)からつま先(くつ ・ 靴下)まで大丈夫です。 ・ 洋服以外の繊維製品 (家庭のカーテン ・ タオル ・ バスマット ・ 毛布やシーツなど) ・ 服飾雑貨(カバンやアクセサリー、ぬいぐるみなど) | 運送業者の指定なし。発送は郵便又は宅急便の送料元払い。 | ブリッジ エーシア ジャパンの取り組みと申し込み |
⑤古着リメイク・パッチワーク(リユース)
古着や不要になった衣服の生地は、きれいな模様であったり、色など、「手放すには勿体ない」「何かに代用は出来ないか」と思うのも良くわかる。
そんな時、古着を小さく切り、一枚一枚つなぎ合わせてパッチワークにするという方法や、愛用していたデニムをリメイクして、ポーチやブックカバー、ぬいぐるみなども製作することもできる。
メリット
- ゴミの減量につながる。
- 出来上がったものは1点ものなので付加価値がつく。
フリマサイトに出品したら売れる可能性もある。
デメリット
- 製作にも時間が掛り大変だ。
裁縫が趣味で根気強い人でないと、できないかもしれない。
3.【フリマサイトやネットオークションで販売する】(リユース)
今や「手放し方」の王道になりつつあるのは、フリマサイトだろう。
この方法は、オンラインサービスを活用して「個人」で服を販売する方法だ。
出品は無料で出来るサイトが多く、時間をかけても衣類をお得に手放したい方にはぴったりだ。
フリマサイトは、「ラクマ」「メルカリ」「Yahoo!フリマ」「Yahoo!オークション」などがあり、吾輩は、主に「メルカリ」を利用している。
この方法は、リサイクルショップに持っていったり、買取査定を依頼したりするのが面倒な方におすすめだ。
メリット
- ゴミの減量につながる。
- 物を持ち込む必要が無いので楽だ。
- 売れたら収益になる。
デメリット
- 直ぐに売れない場合があり、時間がかかる。
人気ブランドでないと売れにくい。 - 売れた場合の、梱包や発送が面倒だ。
個人が販売するので、品物が売れたら、自分で梱包し発送しなければならない。 - 商品の知識が無いと値切られる。
出品するときはアカウントを登録し、商品情報や配送方法をスマホで入力するだけなので、15分程度で完了する。
最もユーザー数の多い「メルカリ」というフリマアプリは、販売価格の10%が手数料として取られる仕組みだ。
主なフリマサイトは下記の通り。詳細はウェブサイトで確認してほしい。
サイト名 | アプリ会員登録費用等 | 販売手数料 | フリマアプリの ウェブサイト |
---|---|---|---|
楽天ラクマ | 登録料:無料 月額使用料:無料 | 基本商品代金の10% 振込手数料210円 | ラクマの出品 |
メルカリ | 登録料:無料 月額使用料:無料 | 商品代金の10% 振込手数料200円 | メルカリの出品 |
Yahoo!フリマ | 送料:送料は全国一律で、すべて出品者が負担します。詳しくは、「配送方法や送料について」をご覧ください。 | 商品代金の5% 振込手数料100円 | Yahoo!フリマの出品 |
Yahoo!オークション | 月額使用料:無料 出品システム利用料:無料 出品取消システム利用料:550円(税込)/1出品あたり※入札があったオークションを取り消すとかかります。 ※一部のカテゴリは、1出品あたり3,080円(税込)かかります。 | 落札システム利用料 プレミアム会員:商品代金の8.8% 会員登録なし:商品代金の10% | Yahoo!オークションの出品 |
人気ブランドなら、フリマアプリを使うと意外な金額で売れるかもしれない。
4.【買取サイトで買ってもらう】(リユース)
古着の買取では、ブランド品の買取については多くのショップが参入している。
ブランド品の古着を売る時には、ショップによって得意な分野があり、どのショップを選んだら良いかが分かりにくい所がある。
しかし、近くに買取ショップが無い場合や、持ち込みが面倒だと感じる人にとっては、とても良いサービスだ。
メリット
- ゴミの減量につながる。
- 買取方法が選べる。
出張買取、店頭買取、宅配買取など - 物を持ち込む必要が無いので楽だ。
出張買取は電話で来てくれる。宅配買取は、宅配キットで送るので箱に詰めるだけ。 - 売れたら収益になる。
デメリット
- ノーブランド品は買い取ってもらえない事が多い。
ブランド品専門店などが多い。 - サイトごとに専門分野があるので、選ぶのが難しい。
買取サイトは、ブランド品専門が多く、吾輩の様なノーブランド品しか持っていない人にとっては、これらのサイトを活用することは出来ないかもしれない。
しかし、ここでは、衣類に特化してチェックしておこう。詳細は各サイトで確認してほしい。
買取サイト | 買取商品 | 買取方法 | 申し込み ウェブサイト |
---|---|---|---|
高く売れるドットコム | 家電や楽器、カメラ、パソコン、オーディオ、貴金属や骨董品、農機具、車、服、アクセサリーまで幅広く受け付け。 | 出張買取:出張費用は無 料(地域限定) 店頭買取:その場で現金化 宅配買取:宅配キットや送料は全国どこでも無料 | 高く売れるドットコムのサービス内容 |
コメ兵 | ・インポートブランド ・ドメスティックブランド ・アウトドアブランド ・帽子/靴 ・キッズ ・ゴルフウェア ・サングラス等のアイウエア ・マフラー、スカーフ等の巻き物 ・ベルト ・カフス、タイピン 季節外のお品物でも、高価買取 | 宅配買取:宅配キットや送料は全国どこでも無料 | コメ兵のサービス内容 |
バイセル | 着物(和服)ブランド服 | 出張買取:出張費用は無 料(地域限定) 店頭買取:その場で現金化 宅配買取:宅配キットや送料は全国どこでも無料 | バイセルのサービス内容 |
エコリング | ブランド・ノーブランド、状態問わず買取。(店舗やキャンペーン時による。) | 出張買取:出張費用は無 料(地域限定) 店頭買取:その場で現金化 LINE査定:写真 宅配買取:宅配キットや送料は全国どこでも無料 | エコリングのサービス内容 |
他にも、沢山の「買取サイト」があるので調べてほしい。
参考:mybest:なんでも買取サービスのおすすめ人気ランキング39選【2024年】
5.【リユースショップで買ってもらう】(リユース)
メルカリに出品しても、「なかなか売れずに滞留期間が長くなっている」「薄利だからそもそも出品が面倒」でも「捨てるには忍びない・・・」といった場合は、リユースショップに持ち込んでみよう。
衣服をリユースショップで引き取ってもらうことも可能で、リユースショップに持ち込むときは、適切な価格で査定してもらえるので、古着を専門に取り扱っている業者に依頼しよう。
メリット
- ゴミの減量につながる。
- 売れたら収益になる。
デメリット
- ノーブランドの衣料品は買い取ってもらえない事がある。
- 店舗に持ち込むのが面倒だ。
自分でショップに持ち込まなければならない。 - ブランド品であっても全て買い取ってもらえる訳ではない。
例えば、ショップ側が売れないと判断した場合は、買い取ってもらえない。 - ブランド品であっても値段がつかないものもある。
大量の不用品の場合、買い取ってもらえなければ家に持ち帰らないといけないため、時間も無駄になってしまう。
ブランド物の衣服や、未使用に近いベビー服、ムートンや毛皮の服は、高く買い取ってもらえるかもしれない。
この様に、リユースショップで衣類を売却できれば、お金になるのでとてもお得だ。
リユースショップによっては、持ち込みだけでなく出張買取や宅配買取を行なっているお店もあり、特に宅配買取などは、自宅にいながら査定をお願いできるので、忙しい方にも便利なサービスだ。
しかし、買取不可となった場合でも、出張費や配送費がかかることがあるため、利用する前にホームページを確認してほしい。
※以下は、「ノーブランド」「ファストファッション」どのブランドでも買取可能なリユースショップは、以下の通り。
店名 | 買取商品 | 買取方法 | 申し込み ウェブサイト |
---|---|---|---|
2nd STREET (セカンドストリート) | カットソー、シャツ、ジャケット、ボトム、スウェット、パーカー、セーター、カーディガン、ベスト、ブルゾン、コート スーツ、スカート、ブラウス、カーディガンなど(買取基準がある) | 出張買取:出張費用は無 料(地域限定) 店頭買取:その場で現金化 Web宅配買取:宅配キットや送料無料(一部地域除く) | 2nd STREETのサービス内容 |
ハードオフ | アウター/ジャケット/トップス(長袖/半袖)/シャツ/ニット/スウェット/ボトムス/スーツ/礼服など(デザインや年式等による) | 出張買取:出張費用は無 料(地域限定) 店頭買取:その場で現金化 オファー買取:写真を送信、送料は無料(一部地域除く) | ハードオフのサービス内容 |
トレジャーファクトリー | トップス、シャツ、ジャケット、ボトム、ニット、パーカー、アウター、カーディガン、コート、ダウンジャケット、スカート、ワンピース、カーディガンなど(季節や状態による) | 出張買取:出張費用は無 料(地域限定) 店頭買取:その場で現金化 宅配買取:送料は無料(一部地域除く) | トレジャーファクトリーのサービス内容 |
6.【フリーマーケットで販売する】(リユース)
引っ越しや大掃除などで家を片付けていたら、頂いたまま未開封の新品タオルやバスタオル、布団カバー、まだ綺麗なままの古着などがたくさん出てきたので、フリーマーケットに出店者として参加してみたいと思っている人は意外と多いのではないか。
しかし、初めての場合は分からない事ばかりで、どうしていいか分からず、出店に「二の足を踏む」人も多いと思う。
この場合、出店者は中古品を販売するので、古物商の許可が必要なのか?調べてみた。
フリーマーケットに出店する場合は、例え出品物が中古品や新古品であったとしても、古物商許可は基本的には必要ありません。
引用元:行政書士法人つむぎ【フリマするのって許可はいらないの】
ただし、継続反復して行なっていたり、フリマで販売するために商品の仕入れをしたりしている場合においては商売として行なっているとみなされる可能性があり、その場合には古物商許可が必要です。
出店に当たっては、ネットで調べると、お住いの近くで開催されるイベント情報が掲載されているので、確認してほしい。
参考:リサイクル運動市民の会・埼玉本部【フリーマーケット開催情報】
メリット
- ゴミの減量につながる。
- 売れたら利益を得るのと同時に、来場者とのコミュニケーションを楽しめる。
- 新たなネットワークが得られるきっかけになる。
- 店頭販売のスキルが磨かれる。
デメリット
- 開催の場所や時間に制約がある。
- 荷物の持ち運び等を自分で行う必要があり面倒だ。
- 開催時間中は、防犯面も含め、展示品から離れられず、時間中の行動が制約される。
- 利益よりも売ることが優先され、販売の労力がかかる。
フリーマーケットで対面販売をしようと考えている人は、外交的な人が多いだろう。
会場でのお客さんと直接交渉力やコミュニケーション能力が必要になるので、それを楽しむ事が出来る人なら向いているのではないか。
まとめ
これから衣替えの季節(夏服へは6月、冬服へは10月が一般的)がやってくる。
吾輩は、新しい衣類を極力買わない(リデュース)ようにしているが、どうしても季節の変わり目には、ついつい衝動買いをしてしまって、使わない衣類が増えてしまう。
吾輩は、「手放すのは勿体ない」という思いが強く、なかなか手放せないが、ここでは社会貢献が出来るような取り組みもあることを知ることで、自分に合った「手放し方」を進めていきたいと思う。
「手放し方」は以下の通りだ。
1.【処分する】
①自治体の「燃やせるゴミの日」に出す(処分)
②ウエスとして自宅で活用する(処分)
③不用品回収業者に回収してもらう(処分)
2.【資源として再利用(リサイクル)・もう一度使う(リユース)】
①自治体の古着回収を利用する(リサイクル・リユース)
②販売店の衣類回収ボックスを利用する(リサイクル・リユース)
③知人に譲る(リユース)
④寄付する(リユース)
⑤古着リメイク・パッチワーク(リユース)
3.【フリマサイトやネットオークションで販売する】(リユース)
4.【買取サイトで買ってもらう】(リユース)
5.【リユースショップで買ってもらう】(リユース)
6.【フリーマーケットで販売する】(リユース)
勿論、物の「手放し方」はここに記載しただけではない。
このような方法もあるという事で、自分にできる方法を模索し、共に「チャレンジ」しよう。