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【ペダル付き原付き自転車「モペット」とは何?免許は必要?】排気量や免許の区分等について

モペッド ニュース

吾輩が20代の学生時代は、バッテリーの性能が低くかったので、ガソリンエンジンンの原動機付き自転車、いわゆる「原付バイク」が主流だった。

しかし最近では、荷物や子供を乗せて走ったり坂道を走ったりするのに、スイスイ走ることが出来ることから、「電動アシスト自転車」が人気で、高齢者にとっても移動手段として、重宝しているのではないだろうか。

「電動アシスト自転車」が普及してきた一因として、動力源となるバッテリーの性能が向上があるのではないかと思う。

さらに、電動の乗り物への転換は、SDGsなどへの取り組みや、排気ガスを出さない乗り物として、環境意識の高まりもあり、自転車にモーターが付いた乗り物「モペット」が人気が出てきた様だ。

今回は、そんな乗り物について見てみよう。

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「モペット」って何?どんな乗り物?

皆さんは、自転車にエンジンがついている乗り物を見たことがあるだろうか?

今は「モペット」と呼ばれる乗り物だが、もしかすると70歳以上の人は、「バタバタ」という呼び名で、記憶があるかもしれない。

「バタバタ」は、1948年にホンダが、無線機用発電機のエンジンを自転車に取り付け、製作販売した、エンジン駆動で走る二輪車で、昭和20年代に流行ったそうだが、残念ながら吾輩は生まれていなかったので、実際に見たことは無い。

この様に、エンジンがついている自転車を「原動機付き自転車」、「原付」と略して呼ばれ、現代では一般的に50cc以下のオートバイを「原付」と呼んでいる。
 
「モペッド (moped)」 は、ペダルが付いたオートバイの日本での総称で、エンジンや電動機(電気モーター)などの原動機だけで走行することも出来て、ペダルを漕いで人力だけで走行することも出来る乗り物を指し、Motor(モーター、原動機)と Pedal(ペダル)を合成して作られた造語だそう。

「モペッド」は、日本以外の国ではペダルの有無にかかわらず、小排気量のオートバイ全般が、「モペッド」と呼ばれているのだそう。

しかし、日本語としての発音は「モペット」だそう。

なんだか「モペット」「ト」と言うだけでなんだか「小さい」「軽い」「手軽な」「可愛い」感じがするのは吾輩だけだろうか?

「モペット」は「自転車」ではなく「バイク」です

警察庁では、この乗り物は原動機付自転車であるが、構造上は人力のみで走らせることが出来ないことから「ペダル付きの原動機付自転車」と呼んでいて、【「ペダル付原動機付自転車」は「自転車」ではなく「バイク」です。】と言っている。

また、警察庁では、「ペダル付きの原動機付自転車」の道路交通法上の取扱いについて、発表しているので参考にしてほしい。

「ペダル付きの原動機付自転車」の取扱いについて
最近、ペダルを備え、ペダルのみによっても走行させることができる原動機付自転車が開発されているところですが、このような原動機付自転車の道路交通法上の取扱いについては下記のとおりですので、十分に注意してください。

1 「ペダル付きの原動機付自転車」

「ペダル付きの原動機付自転車」とは、道路交通法施行規則第1条の2に規定する大きさ以下の総排気量又は定格出力を有する原動機を用い、かつ、レール又は架線によらないで運転する車(自転車、身体障害者用の車いす及び歩行補助車等を除く。)であって、当該車に備えられたペダルを用い、人の力によっても走行させることができるものをいいます。

なお、人の力を補うため原動機を用いるものであって、道路交通法施行規則第1条の3で定める基準に該当する自転車(いわゆる「電動アシスト自転車」)は、道路交通法上自転車として扱われるものであり、ここでいう「ペダル付きの原動機付自転車」ではありませんので、ご注意ください。

2 道路交通法上の取扱い

(1)「ペダル付きの原動機付自転車 は」 、原動機を作動させず、ペダルを用い、かつ人の力のみにより走行させることができるものであったとしても、道路交通法第2条第1項第10号に規定する原動機付自転車に当たります(車両の種類は当該車両の属性をあらわすものであり、例えば、原動機を作動させて「自動車」 、 を発進させその後原動機を停止させて惰性走行した場合であっても、「自動車」を通行させていることとなるのと同様です 。。)

したがって、「ペダル付きの原動機付自転車」は、車道の通行等原動機付自転車の通行方法に従うことが必要です。

(2)「ペダル付きの原動機付自転車」は、原動機により走行することができるだけでなく、ペダルを用いて人の力のみによって走行させることもできる構造ですが、いずれの方法で走行させる場合もペダル付きの原動機付自転車の本来の用い方に当たることから、「ペダル付きの原動機付自転車」をペダルを用いて人の力のみによって走行させる場合も、原動機付自転車の「運転」に該当します。

したがって、原動機を作動させず、ペダルを用い、かつ、人の力のみによって走行させる場合であっても、原動機付自転車を運転することができる運転免許を受けていることが必要であり、乗車用ヘルメットの着用等原動機付自転車の運転方法に従うことが必要です。

出典元:警察庁交通局 平成17年3月【「ペダル付きの原動機付自転車」の取扱いについて】
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「ペダル付原動機付自転車」を道路上で運転するために必要な事

「ペダル付原動機付自転車」は、「バイク」なので、道路交通法上は、原動機付自転車に分類され、原付免許が無いと乗れない。

最近では、手軽に入手できることから、自転車と同じ感覚でとらえている人が多いようで、最近事故が多く発生していて注意が必要だ。

以下の点をしっかり理解して運転してもらいたい。

ナンバープレートの表示

  • 区市町村税条例で定める標識(ナンバープレート)を車両の後面に見やすいように表示すること

運転免許を受けていること及び免許証の携帯

  • 一般原動機付自転車を運転することができる運転免許(原付免許・普通免許等)を受けていること

(注記3)小型特殊自動車免許では運転できません。

一般原動機付自転車の交通ルールを守ること

  • 乗車用ヘルメットを着用すること
  • 原則一番左側の車両通行帯を通行すること
  • 多通行帯の交差点では二段階右折をすること

(注記4)歩道や普通自転車専用通行帯を走行することはできません。

保安基準を満たした装置

  • 道路運送車両法に定められている保安基準に適合した制動装置(前後輪)、前照灯、制動灯、尾灯、番号灯、後写鏡、方向指示器、警音器等を備えていること

自賠責保険又は共済の契約

  • 自動車損害賠償保障法に基づき、自動車損害賠償責任保険又は自動車損害賠償責任共済の契約が締結されていること
引用元:警視庁 交通総務課 モビリティ戦略第一係
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バイクの区分

二輪車の区分は、下記の3つにより区分されている。

【道路交通法による区分】

  • 「原動機付自転車」(原付)・・・・50cc以下
  • 「普通自動二輪車」(普通二輪)・・50cc超~400cc
  • 「大型自動二輪車」(大型二輪)・・400cc超

に区分されている。

【道路運送車両法による区分】

 道路運送車両法では、二輪車のうち排気量125cc以下のものを原付として定めている。

  • 「第一種原動機付自転車」・・50cc以下の二輪車(電動バイク:0.6kW以下)
  • 「第二種原動機付自転車」・・50ccを超え125cc以下の二輪車(電動バイク:1.0kW以下)

としている。

以下は、自動車のカテゴリーに含めています。

  • 「二輪の軽自動車(軽二輪)」・・125ccを超え250cc以下の二輪車
  • 「二輪の小型自動車(小型二輪)」250ccを超の二輪車

【免許による区分】

バイクを公道で運転するには、免許が必要で、下記の3つがある。

  • 「大型二輪」
  • 「普通二輪」
  • 「原付」

その他に「四輪自動車」免許を取得時に同時に取得できるものもある。

詳しくは下表で確認してほしい。

【バイクの区分】

引用元:カーライフQ&A【バイクについての基礎知識】
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まとめ 

「モペット」は、坂のある街中や通勤のときなど、気軽に、そして手軽に、移動できる乗り物なので、「電動アシスト自転車」とは一味違った独特の楽しさや魅力がある。

また、定年になった人が退職後、バイクでツーリングを楽しむ人なども多いようで、若者だけでなく年配の人にとっても需要があると言っても良いだろう。

この様に、気軽にそして手軽に使えることと、電動で動くことから小型で軽量なこと、免許の取得が簡単で費用も安く、維持費が安い、購入費用が安い、さらには、「モペット」という可愛らしいネーミングで、徐々に広がりを見せている。

しかし、ここまで見てきた通り、現在の「モペット」は、多くがバッテリー式で「電動アシスト自転車」の様な感覚があるようだが、「モペット」「原付バイク」なので、免許やヘルメットの着用、保険の加入が必要だという事を、忘れてはいけない。

また、「モペット」は、原付免許で運転することができる排気量50cc以下の「1種」のバイクと、小型限定免許でないと運転できない排気量125cc以下の「2種」のバイクがあるので、車種を選ぶ際には自分の免許の種類に見合ったものを購入しないと、無免許運転になってしまうので、注意が必要だ。

しして、「普通自動車免許」などで運転することができるバイクも、排気量50cc以下の原付一種類となっているので知っておいた方が良い。

世の中が便利になる事は良い事だ。

交通ルールを守り安全運転で、「モペット」の魅力を味わってほしい。

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